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群馬vs千葉J|リーグ全体1位を目指す千葉J、オフェンス面の強みを出しきりたい

2023.04.21

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第34節

群馬クレインサンダーズ vs 千葉ジェッツ

 東地区3位を巡る秋田ノーザンハピネッツ、宇都宮ブレックスとの三つ巴の争いで、群馬クレインサンダーズが一歩後退した。前節は秋田と宇都宮が勝利したのに対し、群馬はアルバルク東京に攻守両面で地力の差を見せつけられ、打開の糸口を見いだせないまま18点差で完敗。5連敗で始まった4月は2勝7敗となり、4試合を残して月間負け越しが決定した。今節に連敗した場合は“借金”「4」となり、勝率5割でシーズンを終える可能性も低くなる。

 対する千葉ジェッツは茨城ロボッツを危なげなく下し、シーズン歴代最高勝利数記録の更新に一歩近づいた。フィールドゴール成功率があまり高くなく、76得点にとどまったが、3人が2ケタリバウンドをマークするなどディフェンスは盤石。直近4試合の最多失点は71点と、ディフェンスの安定が勝因となっている。シーズン最多勝利数の記録更新には、残り6試合で5勝が必要。次節がA東京戦であることを考えると、今節の連勝は必須だ。

 加えて千葉Jは、現時点で島根スサノオマジックと4ゲーム差。今節に連勝すればリーグ全体の1位もほぼ確実となるため、その意味でも確実に白星を取っておきたい。東地区で2番目に失点が多い群馬との対戦は、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」に向けてオフェンス面を再確認する機会にもなる。ターンオーバーの少なさや3ポイントシュートとフリースローの試投数、オフェンスリバウンドなど、今シーズンの強みを出しきることを意識したい。

文=吉川哲彦

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