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B.MAGAZINE

北海道vs仙台|東地区最下位回避をかけた最終決戦…北海道はロングと中野司に期待がかかる

2023.04.27

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第35節

レバンガ北海道 vs 仙台89ERS

 レバンガ北海道は連勝すれば1ゲーム差に迫る茨城ロボッツとの直接対決で先勝。第2クォーターがわずか7得点にとどまり、前半はリードを許したが、後半の20分間はブロック・モータムとショーン・ロングを軸に46得点を挙げて接戦を制し、連敗を「4」で止めると同時にB1残留も確定した。しかし、一転してハイスコアで推移したGAME2は、同じく接戦の展開ながらロングの39得点を活かしきれなかった。結果的に茨城とは3ゲーム差のままで、東地区最下位脱出のチャンスも先送りとなっている。

 その地区最下位に転落する危機となっているのが仙台89ERS。前節のアルバルク東京戦は2戦ともロースコアに持ち込んだものの、GAME1は7点差、GAME2は5点差と、いずれも勝つチャンスがありながら届かなかった。2戦を通じてシュートの確率が低く、GAME2に至っては24本放った3ポイントシュートが2本しか決まらなかった。ディフェンス面ではファウルが多く、最終的な点差を考えるとフリースローでの失点は特に響いた。こちらもB1残留は決まったが、北海道に1ゲーム差まで迫られた状況で今節の直接対決を迎えることとなった。

 今シーズンの対戦で2勝している北海道は、1つでも勝てば対戦成績で有利になるが、連敗すると地区最下位が決定してしまう。まずは初戦を取ることが大前提。シーズン終盤に持ち味を発揮しているロングと中野司が積極的に攻め、チームを勢いづけることができるか。

文=吉川哲彦

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