チケット購入

B.MAGAZINE

滋賀vs宇都宮|滋賀は今節にもB1残留確定…古巣を迎えるテーブス海に要注目

2023.04.27

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第35節

滋賀レイクス vs 宇都宮ブレックス

 滋賀レイクスにとって、前節の大阪エヴェッサ戦で喫した連敗は非常に痛かった。GAME1は第3クォーターの31失点が重くのしかかり、6点及ばず。接戦となったGAME2は第4クォーターにリードする時間帯が長く、試合終了残り1分44秒の時点では9点差をつけていながら、2点リードの同4秒に逆転3ポイントシュートを浴びる痛恨の試合運びだった。B2降格圏内の富山グラウジーズと1ゲーム差の状況は変わっていないが、その富山を連破したリーグ全体最下位の新潟アルビレックスBBに2ゲーム差に迫られている。

 宇都宮ブレックスは東地区3位を争う秋田ノーザンハピネッツとの直接対決に連勝し、2ゲーム差をつけただけでなく、対戦成績でも勝ち越した。前半に奪った13点リードをしっかり守りきったGAME1から一転、GAME2は第2クォーターに29失点を喫して15点ビハインドを背負ったが、第4クォーターにアイザック・フォトゥの連続3ポイントシュートなどで猛反撃。試合終了残り2分5秒に逆転したあとも粘られたが、最後はグラント・ジェレットの19得点目でとどめを刺した。13得点を挙げた笠井康平の活躍も光った。

ゲーム差が縮まったとはいえ、富山の降格マジックは「4」、新潟は「2」。滋賀は今節にもB1残留を決めることが可能で、1つでも勝てば大きく前進するという状況だ。前節を欠場したケルヴィン・マーティンの復帰可否もカギとなるが、最注目ポイントはやはり、初めて古巣と対峙するテーブス海のハッスルだろう。

文=吉川哲彦

関連リンク