5月13日B.LEAGUE理事会に関するメディアブリーフィング
実行委員変更について
5月13日、B.LEAGUE理事会に関するメディアブリーフィングが行われました。
まずは実行委員2名の変更が発表されています。山形ワイヴァンズでは渡邉聡氏が株式会社パスラボの代表取締役常務として、トライフープ岡山では真鍋洋志氏が株式会社TRYHOOP代表取締役として、実行委員となりました。
マーケティングレポート(レギュラーシーズン終了時点)
マーケティングレポートでは、レギュラーシーズン終了時点での入場者数が発表されました。B1とB2を合わせた総入場者数は462万6103人で、2023-24シーズンの429万人から約33万人の増加となりました。
B1の平均入場者数は昨シーズンより232人増加の4,849人。B2は2,713人で、昨シーズンからの増加ではB1を上回る409人となりました。アルティーリ千葉が平均5296人と全体の数字を引っ張り、また4月は新アリーナで試合を開催した神戸ストークス、福島ファイヤーボンズの影響で大きな伸びが見られました。またB2では全クラブがB.LEAGUE ONE仮ライセンス基準となる平均入場者数1,500人を達成しています。
B1では新アリーナが稼働した千葉ジェッツが平均9,847人と、昨シーズンの4,634人から倍増。琉球ゴールデンキングスが8,156人でそれに続きました。島田慎二チェアマンは「どこも会場の許す限り、良い結果を導き出しました」と語るとともに、クラブの努力をこう称えています。
「1万人のアリーナを作ればそれでお客さんが入るわけではありません。新アリーナを見据えて多くのお客さんを集める仕掛けをやってきました。どのクラブもアリーナができるまでの数年かけて、その間に手を打っています」
EASL 2025-26シーズンへの出場クラブ数
また、東アジアスーパーリーグ(EASL)のエクスパンション(参加チームが8から12へ増加)に伴い、2025-26シーズンにはB.LEAGUEからの出場クラブが1枠増えます。2025-26シーズンのEASLに出場するのは、りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズンの優勝クラブと準優勝クラブに加えて、第100回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会の優勝クラブ、つまり琉球ゴールデンキングスとなります。また、琉球がりそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25に進出した場合は、天皇杯の準優勝クラブとしてアルバルク東京がEASLに出場します。
B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025
そして、B.LEAGUEが推し進める海外プロジェクトの一環として、B.LEAGUE選抜の『B.LEAGUE UNITED』とNBL選抜が対戦する『B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025 B.LEAGUE UNITED vs AUS NBL(NBL選抜)』の開催が発表されました。
今後、B.LEAGUEが主催、主管する国際親善試合を『B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL』と総称し、その1回目となる今回の大会は、6月28日(土)と29日(日)にオープンハウスアリーナ太田で開催されます。
大会の開催とともに発表された31名のロングリストについて、島田チェアマンはこう説明します。「育成重視と考えたら若手になりますが、B.LEAGUEのブランドを背負って戦うので結果も求められます。若手の優秀な選手を選びつつ結果もちゃんと出しにいく、そういうバランスの取れたメンバーとしてこの31名をピックアップしました」
「競技団体である以上は強化に向き合うのは当然のこと。B.LEAGUEが成長して、収益の再配分の中でグローバルに力を入れています。まだ動き出したばかりで、芽が出てくるのは5年後10年後。簡単ではないことを理解した上で『時間をかけてでもやる』と意思決定しています」
コーチングスタッフは後日発表の予定。6月中旬に候補選手の絞り込みと発表があり、『B.LEAGUE UNITED』としての合宿を行った上で『B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025 B.LEAGUE UNITED vs AUS NBL(NBL選抜)』に臨みます。