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【BリーグFINALS 見どころ】東西の王者による最終決戦…宇都宮は3度目、琉球は2度目の栄冠なるか

2025.05.23

B1チャンピオンシップ

年間王者を決める頂上決戦は5月24日(土)からスタート【(C)B.LEAGUE】
 

 再びBリーグの頂に立つのは、東の王者か、それとも西の王者か。8代目の年間王者を決する「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」へ駒を進めたのは、宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングス。「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25」では両チームともに5試合を戦い抜き、宇都宮は3シーズンぶり、琉球は4年連続で最終決戦の地へ辿り着いた。

 全4カードが2試合で決着がついたクォーターファイナルとは打って変わり、セミファイナルの2カードはGAME3までもつれた。2年連続全体1位でポストシーズン進出を果たした宇都宮は、昨シーズンのクォーターファイナルで敗れた千葉ジェッツに雪辱。アウェーで三遠ネオフェニックスと対戦した琉球は、Bリーグ史に残る“浜松の死闘”を制して横浜アリーナへの切符を獲得した。

 3度目の優勝がかかる宇都宮と、2度目のBリーグ制覇を目指す琉球による頂上決戦は2021-22シーズン以来。当時は東京体育館で行われ、宇都宮が2連勝で2度目の栄冠をつかんだ。今シーズンの対決では1勝1敗。今回のFINALSも意地とプライドがぶつかる激闘になることは間違いないだろう。

攻守両面で存在感を増している宇都宮の小川【(C)B.LEAGUE】
 

 優勝の行方は、自分たちの強みをいかに発揮できるか。宇都宮はCSでも平均35.9パーセントの高い3Pシュート成功率を記録。まずはD.J・ニュービル、比江島慎の2大エースを軸に、滑らかなボールムーブから3Pシュートでの得点を伸ばしたい。ここまでのCS5試合で平均15.2得点のギャビン・エドワーズ、抜群のスピードで攻守にアクセントを加える小川敦也にも大きな期待がかかる。ただ、チーム全体では成功率55.0パーセントと精彩を欠くフリースローが大きな課題。ミスの多さが命取りにならないよう、得点のチャンスは確実にものにしなければならない。

 琉球は2021-22シーズンのリベンジだけでなく、準優勝に泣いた昨シーズンの悔しさもぶつける。チームの強みは何と言ってもリバウンド。今CSでも全試合で相手より多いリバウンドをもぎ取っており、 ジャック・クーリー、アレックス・カークを中心にインサイドを制圧したい。チームに新たな風をもたらした脇真大と平良彰吾もキーマンに挙げられる中、ヴィック・ローの活躍なくして優勝はないと言える。頼れるエース兼キャプテンのCSでのスタッツは、計5試合で平均22.2得点9.6リバウンド4.0アシスト。FINALSでも大車輪の活躍を見せ、自身初となるリーグ優勝を成し遂げることができるか注目だ。

激闘を制してきた琉球はローの活躍が光る【(C)B.LEAGUE】 
 

 リーグ屈指の熱狂的なファンが集結する横浜アリーナは、2024-25シーズンのクライマックスに相応しい熱狂に包まれるだろう。両チームには負けられない理由がある。宇都宮はケビン・ブラスウェルヘッドコーチと共に。琉球は岸本隆一と共に。それぞれの想いを胸に、頂点へと駆け上がれ!

文=小沼克年

■りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 ファイナル試合日程

・宇都宮ブレックスvs琉球ゴールデンキングス(@横浜アリーナ)

GAME1:5月24日(土)14時30分~ GAME2:5月25日(日)13時10分~ GAME3:5月27日(火)19時5分~
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