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琉球が取り返し逆王手…主将の小野寺「我慢した結果」宇都宮は集大成のGAME3へ

2025.05.26

B1チャンピオンシップ

【(C)B.LEAGUE】
 

5月25日、横浜アリーナで「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」GAME2が行われ、宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングスが対戦しました。24日に行われたGAME1は宇都宮が81-68で勝利し、3年ぶり3度目の優勝に王手。GAME1を落とした琉球にとっては2022-23シーズン以来2度目となる優勝へ、後がない状況でした。

試合序盤は#9遠藤祐亮選手と#25D.J・ニュービル選手が3Pシュートを決めた宇都宮ペースでしたが、琉球もチームの最大の武器であるオフェンスリバウンドから得点機をつくり奮闘。2Q残り4分には、宇都宮が一時14点リードまで点差を広げたものの、琉球は3Q残り2分に#4ヴィック・ロー選手のダンクや#18脇真大選手のアタックが光り逆転に成功しました。一進一退の展開のまま4Q中盤には、ベンチスタートだった#10荒川颯選手が立て続けに3Pシュートを決める活躍を見せ、勢いそのままに琉球が主導権を奪取。最後はリードを手にした琉球が75-87で勝利しました。これで1勝1敗のタイとなり、優勝の行方は27日に行われるGAME3へともつれこみました。

【(C)B.LEAGUE】
 

琉球のキャプテンを務める#34小野寺祥太選手は、「チームとして我慢した結果だと思います」と、試合序盤の苦しい時間を耐え抜いたことが勝利につながったと振り返りました。また、勝負どころでビッグショットを連発したチームメイトの#10荒川選手について「彼はやればできる選手なので」と、シーズンを通して信頼してきたことを強調しました。

【(C)B.LEAGUE】
 

値千金の活躍を見せた#10荒川選手は、「昨日の反省点として僕自身チャンスを待ってしまったので、狙う姿勢を最初から最後まで貫き通せるように気持ちを準備していました。リードしていても守りに入ってしまうと相手の思うツボだと思うので。攻める姿勢、チャレンジする姿勢で挑めたと思います」と、背景にマインドセットの変化があったことを明かしました。1勝1敗で迎えるGAME3に向けては「去年と同じところまできたので、去年足りなかったあと1勝をしっかりと掴みとりに行きたいと思います」と力を込めました。

一方、逆王手をかけられる形となった宇都宮の#12高島紳司選手は、「(琉球は)前から激しい当たりで、僕たちに簡単にボールを持たせないようにやってきました。相手のリバウンドが強いのはわかっていることでしたけど、GAME1より(琉球が)フィジカルだった印象です」と、相手のプレー強度が上がってきた点に言及。特にリバウンド争いで後手を踏んだ「3Qが全てだったかな」と、勝敗を分けたポイントを振り返りました。

 

【(C)B.LEAGUE】
 

それでも、ベテランの#13渡邉裕規選手は「明日からまた新しい1日がはじまるわけですから」と、GAME3へ向けて早くも切り替えています。「KB(ケビン・ブラスウェルHC)が作ったチームがどれだけ良いかというのを証明できるラストチャンスなので。それを証明しないと今までやってきたことが水の泡になってしまう。本当にみんなプレータイムの中で全て出すだけだと思います」と、チームの総意を代弁しました。

2戦先勝方式でファイナルが行われるようになった2020-21シーズン以降、1勝1敗でGAME3までもつれたのは2年連続3度目。運命のGAME3は27日19時5分にTIP OFF予定です。

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