【BLC Asia 2025】試合レポート 宇都宮ブレックス vs メラルコ・ボルツ

【(C) BCL Asia】
りそなグループ B.LEAGUE 2024-25SEASONの年間チャンピオンとなった宇都宮ブレックスは、バスケットボール・チャンピオンズリーグ・アジア2025(BCL Asia 2025)への出場権を手にした。
Bリーグ(日本)、CBA(中国)、KBL(韓国)、PBA(フィリピン)の各国内リーグ優勝チームに加え、FIBA WASL(West Asia Super League)の優勝・準優勝チーム、BCL Asia Eastの優勝・準優勝チームおよび開催地ドバイ(アラブ首長国連邦)のチームのを合わせた合計9チームがアジアNo.1の座をかけて戦う大会である。
6月8日、ドバイのSheikh Saeed Bin Maktoum Sports Hallにて、その初戦となるメラルコ・ボルツ(フィリピン王者)との試合に宇都宮が臨んだ。
宇都宮は#6比江島慎、#9遠藤祐亮、#10竹内公輔、#25DJ・ニュービル、#42アイザック・フォトゥ、メラルコは#5 Glynn Watson、#7 Cliff Hodge、#11 Chris Newsome、#20 Raymond Almazan、#32 Jordan Varnadoが先発メンバーに名を連ねた。
立ち上がりはインサイドでの攻防が続いたものの、第1クォーター中盤に#25ニュービルが2本、#6比江島が1本と3本連続で3Pシュートが決まり、宇都宮が15-8のリードで試合の主導権を握った。
しかし、その後宇都宮の得点が停滞する間にメラルコの#5 Watsonを中心とした攻撃で追い上げを許し、残り33秒には#32 Varnadoのジャンプシュートが決まり18-20と逆転され第1クォーターあを終えた。
第2クォーターに入ると、宇都宮のシュートミスからメラルコがトランジションに持ち込むなど、素早い展開でリードを広げられる。#5 Watsonと#6 Chris Bancheroのシュートが高確率が決まり続け最大15点のリードを作られた宇都宮は、前半終わりに#25ニュービルがトップから3Pシュートを沈め、38-50の12点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
後半初得点はメラルコ。#32 Varnadoが左コーナーからロング2Pシュートを決める。第3クォーター残り7分32秒、#6比江島が独特なステップからのフローターを決めるも、着地時に右足首を捻り、一時コートを離れる事態となった。そこから宇都宮は#9遠藤のコーナー3Pシュートや#70フィン・ディレイニーのドライブからの得点で、51-58と追い上げを見せる。
じわじわと追い上げを見せていた宇都宮だが、早い段階でチームファウル5つを溜めてしまい、相手にフリースローを多く献上。さらにターンオーバーからの速攻を許し再びリードを14点へと広げられる。足首にテーピングをしコートに戻った#6比江島がクォーター終盤に2本の3Pシュートを決め、65-77のスコアで最終クォーターに突入した。
第4クォーターに入ってからもメラルコの優勢は変わらず、#32 Varnadoと#5 Watsonを中心に効率の良い得点を決められた宇都宮が86-97でグループフェーズの初戦を落とすこととなった。
メラルコ(1勝1敗)は#5 Watson、#6 Banchero、#32 Varnadoの三選手が揃って17得点、#7 Cliff Hodgeが16得点、#15 John Egbunuが12得点、13リバウンドをマーク。
宇都宮(0勝1敗)は#42フォトゥが20得点、6リバウンド、#25ニュービルが13得点、5リバウンド、8アシスト、#70ディレイニーが14得点、6リバウンドを記録した。
BCL Asia 2025は3チーム3グループに別れて、それぞれがグループフェーズで2試合を行う。トップ8チームが決勝トーナメントに進む。すでにグループAの浙江ライオンズが2敗しているため、グループBの宇都宮は次戦に勝てばグループフェーズ最下位を避け、決勝トーナメント進出が決まる。負けた場合は、他の2敗チームと得失点差で競うこととなる。
グループフェーズ第2戦は6月9日23時(日本時間)から、ドバイのシャバブ・アル・アリ(1勝0敗)と対戦する。