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【BLC Asia 2025】試合レポート 宇都宮ブレックス vs シャバブ・アル・アリ

2025.06.10

見どころ・レポート

 
【(C) BCL Asia】
 

6月9日、ドバイのSheikh Saeed Bin Maktoum Sports Hallにて、宇都宮ブレックスのバスケットボール・チャンピオンズリーグ・アジア2025(BCL Asia 2025)グループフェーズ第2戦が行われた。第1戦をメラルコ・ボルツ相手に落とした宇都宮は、開催地ドバイのシャバブ・アル・アリと対戦した。

宇都宮はメラルコ戦と変わらず、#6比江島慎、#9遠藤祐亮、#10竹内公輔、#25 DJ・ニュービル、#42アイザック・フォトゥ、シャバブ・アル・アリは#2 Ahmed Albreiki、#12 Qais Alshabebi、#15 Talal Alnuaimi、#24 Jermaine Love、#42 Deshawndre Washingtonが先発メンバーに名を連ねた。

シャバブ・アル・アリがアメリカ人選手の#42 Washingtonと#24 Loveを中心に攻めるのに対して、宇都宮が3Pシュート攻勢で対抗。#25ニュービル、#9遠藤、#10竹内、#14村岸航、#12高島紳司ら5選手が1Qから3Pシュートを1本ずつ決め、31-23のリードで終えた。

2Qに入ってもその勢いは止まらず、開始早々に#18鵤誠司が3Pシュートを決めリードを広げる。最大15点リードをつけるなど、突き放す流れに入ったかと思われたが、ターンオーバーからの失点などで徐々にシャバブ・アル・アリの追い上げを許し、#12 Alshabebiによりついには47-46の1点差まで詰め寄られる。

#25ニュービル、#6比江島、#42フォトゥの連続得点で再びリードを広げた宇都宮は、その後#42Washingtonと#32Joshua Hawleyに得点を許しながらも、59-54のリードでハーフタイムを迎えた。

後半開始早々、宇都宮は#6比江島のトップからの3Pシュートで得点。さらに#42フォトゥ、#25ニュービル、#10竹内と連続してペイント内で得点を重ね、68-56とリードを二桁に押し戻した。

シャバブ・アル・アリのタイムアウト後も、宇都宮は#6比江島が左コーナーからのステップバック3Pシュートを決めるなど、一時は17点までリードを広げた。しかしクォーター終盤にシュートミスが続き、クォーター終わりには#42 Washingtonのプルアップ3Pシュートを許し、85-81までリードを削られた。

迎えた4Q、ジーコ・コロネルHCの「Have fun, guys(楽しんでこい)」という掛け声に応えるかのように、宇都宮は再び二桁リードを作ることに成功する。グループフェーズ1位通過の条件となる13点差の勝利には届かなかったものの、105-99のスコアで大会初勝利を手にした。
グループBはこれで3チームが1勝1敗で並び、宇都宮は得失点差マイナス5で3位となったが、グループAとグループCの3位チームを得失点差で上回ることから全体最下位は避け、決勝フェーズ進出が決まった。

宇都宮(1勝1敗)は#25ニュービルが18得点、4リバウンド、5アシスト、#70フィン・ディレイニーが17得点、4リバウンド、#42フォトゥが16得点、11リバウンドのダブルダブル、#6比江島が15得点、5リバウンド、5アシストをマーク。
敗れながらもグループ1位通過を決めたシャバブ・アル・アリ(1勝1敗)はWashingtonが40得点、7リバウンド、4アシスト、4スティール、#12 Alshabebiが12得点、8リバウンド、3アシスト、#10 Omer Alameriが11得点を記録した。

決勝トーナメントは6月11日(日本時間)から行われる。

 

記者会見

 

■ジーコ・コロネルHC

 

――──試合総括。
「タフな戦いでした。特に#42 Deshawndre Washingtonはここ2試合で素晴らしい活躍を見せていました。我々としては昨日よりも良いプレーをしたいという想いだったので、少し前進することができました。しかし準々決勝でプレーしていくにはより成長していかなければなりません。」

──厳しい敗戦から立ち直りを見せた選手たちの活躍はどうでしたか?
「今年は常にそういった面を見せられるチームだったので、もちろん今日はより良くなるだろうと思っていました。しかし一晩で魔法のように全てが改善されるわけではないので、まだまだ求めている状態には慣れていません。ただ、今日の時点では昨日よりも良くなっていることが重要だったので、その点では満足しています。」

■#42アイザック・フォトゥ

 

──試合総括。
「今日の試合は昨日よりは良かったです。ジーコが言ったように相手はタレントの揃ったロスターで、特にひとりの選手にかなりやられてしまったので、彼の活躍を讃えます。だいぶ改善されたとは言え、まだ出来る限りを出せているとは言えないので、より頑張っていく必要があります。」

──準々決勝に向けて自信のつく勝利となりましたか?
「選手として、昨日の敗戦から今日挽回できたのは良かったです。昨日のパフォーマンスにはみんな満足していなかったので、敗れた相手に勝利していたチームに勝てたことは、自信に繋がります。」

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