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【BCL Asia 2025】試合レポート 宇都宮ブレックス vs ブロンコス

2025.06.13

見どころ・レポート

【(C) BCL Asia】

6月12日、ドバイのコカコーラ・アリーナにて、バスケットボール・チャンピオンズリーグ・アジア2025(BCL Asia 2025)準決勝戦が行われ、宇都宮ブレックスがブロンコス(モンゴル)と対戦した。

ブロンコスはBCL Asia Eastを全勝優勝し今大会の出場権を勝ち取ったモンゴルのチームだ。グループフェーズで1勝1敗でグループA2位で決勝トーナメントに進出。準々決勝ではグループフェーズで宇都宮相手に勝利しているメラルコ・ボルツ(フィリピン)を破っている。

宇都宮は#6比江島慎、#9遠藤祐亮、#10竹内公輔、#25 D.J・ニュービル、#42アイザック・フォトゥが、ブロンコスは#3 Barsbold Baatar Erdene、#5 Saruul-erdene Enkhbaatar、#7 Azbayar Altangerel、#33 Jordan Tolbert、#44 Ian Millerが先発メンバーに名を連ねた。

先制点こそ許した宇都宮だったが、#25 ニュービルと#70 フィン・ディレイニーの確度の高い3Pシュートで早々に二桁リードを作り、主導権を握った。守備でも相手をわずか12得点に抑え、33-12と1Qから大きくリードした。

2Qに入ると、ブロンコスが#3 Barsboldを中心に得点を重ね、少しずつ宇都宮のリードを削っていった。しかし宇都宮も#25ニュービルの3Pシュートやレイアップで返し、52-38と優位に立ったままハーフタイムを迎えた。

後半は開始からお互いなかなか得点が伸びず、重苦しい時間が続く展開となった。宇都宮は#25 ニュービルが、ブロンコスは#44 Millerと#33 Tolbertが活躍し、両チームの外国籍選手が牽引。13-15とロースコアなクォーターを終え、宇都宮が65-53の12点リードで最終クォーターに突入した。

4Qは#25ニュービルと#9遠藤が3Pシュートを連発し、ブロンコスの追い上げを何度も退けた。さらにディフェンスの強度を最後まで下げることなく、相手に20ターンオーバーを強いた。チームとして46本中19本の3Pシュートを決めたブレックスが、最終的に22点のリードを作り、93-71の勝利で決勝戦へと駒を進めた。

2019年のアルバルク東京以来、初めて決勝進出を決めたB.LEAGUEチームとなった宇都宮は#25ニュービルが35得点、9アシスト、#70ディレイニーが15得点、6リバウンド、#12高島が11得点、#6比江島が8得点、4リバウンド、#42フォトゥが4得点、10リバウンドをマーク。

敗れたブロンコスは、#3 Barsboldが24得点、3リバウンド、#33 Tolbertが10得点、6リバウンド、#25 Binderiyaが10得点、#44 Millerが9得点、7リバウンド、4アシストを記録した。

準決勝は6月14日午前1時(日本時間)から、アル・リヤディ・ベイルート(レバノン)とシャバブ・アル・アリ(ドバイ)の勝者と行われる。

記者会見

 

ジーコ・コロネルHC

──試合の総括。

「まずは素晴らしいシーズンを送ったブロンコスにおめでとうございます。BCL Asia Eastで優れた成績を残し、今大会の活躍も素晴らしかったです。それだけに、今日はチャレンジングな試合になることはわかっていました。選手たちはそんな状況で頑張ってくれました。今大会で一番のプレーを見せてくれました。試合を重ねたことで、自分たちの本来のプレーに慣れていった感じがしました。シュートの確率が良かったのも助かりました。終盤に若手選手たちが相手からターンオーバーを奪ってくれたことが、試合を決する助けになった感じています。」

──外からたくさん打つ戦略だったのか?

「そういうわけではないです。戦略としては、常にベストショットを見出すことで、まずはリム周りから始まります。そしてミッドレンジであることもあれば、3Pシュートであることもあります。相手のディフェンスが何を与えてくれるかによって、我々のシュートが決まるものです。相手はゾーンを多用し、背番号32(Jordy Tshimanga)という巨大な選手がいたことから、今日は3Pシュートを中心に攻める形になりました。」

#70 フィン・ディレイニー

──試合の総括。

「連戦でありながらもタフな相手にいい勝利でした。高いエナジーレベルとフィジカルさ、そしてシュート確率が高かったのも良かったです。コートに立った全ての選手が貢献し、選手だけでなくコーチやスタッフもそれぞれの形で大きく貢献してくれました。こういったチームでプレーできることは最高です。」

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