「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025」が明日開幕、若手育成プロジェクトが本格始動
■一過性に終わらず3つのイベントで若手育成
6月28日と29日に、B.LEAGUE 選抜チーム「B.LEAGUE UNITED」がオーストラリアリーグNBL選抜を招いて試合を行う「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025」が開催されます。6月27日、両チームがオープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)で前日練習を行う中、B.LEAGUEの島田慎二チェアマンが会見を開き、この大会の意義を説明しました。
B.LEAGUEは『2030年までにNBA選手を5人輩出する』を中期経営計画に掲げており、その一環として国際的な競技環境を経験することでリーグ全体の競技力向上を目指しています。そのために、有望な若手選手を中心に海外経験を積む機会を創出すべく、今回の2試合を皮切りに、アメリカへの選抜チームの派遣、また新シーズン開幕前に海外チームを迎え入れる招待試合も準備を進めています。
初開催となる「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025」は、今週末の2試合でスタートを切りますが、一過性に終わることなく3つのイベントで若手育成を推進していきます。
■「皆さんにも是非応援していただきたいです」
5月13日、大会概要とともに31名のメンバー候補選手(ラージリスト)が発表されました。最終的には6月21日に発表されたB.LEAGUEでプレーする8名、さらにジョニビウス・スミス選手とウィル・ベイカー選手の招聘選手2名を加えた10名が「B.LEAGUE UNITED」としてプレーします。
「Bリーグ以外の外国籍選手2名を入れたことに戸惑う人もいたと思いますが、ありがたいことにBリーグでプレーしたいと考える選手は多く、その中から戦力バランスを考慮して2名を迎えました」と島田チェアマンは説明するとともに、「代表に決まってしまった選手もいて、こちらに参加できなかったのは残念。代表選考と同時に進む難しさはあった」と語ります。
選手選考はあくまで日本代表が優先されますが、B.LEAGUEは主に若い選手に国際経験を積む機会を用意することを重視しており、それが代表強化に、またB.LEAGUEのさらなる盛り上がりに繋がると考えています。
「最終的にロスターの人数が減ってしまいましたが、今村佳太選手や池田祐一選手もいますし、若手の有望株もいます。皆さんが日本代表をイメージするといろいろあるかもしれませんが、我々としては素晴らしいメンバーに参加していただいたと思っています」と島田チェアマンは語ります。
「チームは前向きに頑張ろうとしています。皆さんにも是非応援していただきたいです」