チケット購入

B.MAGAZINE

10月14日B.LEAGUE理事会に関するメディアブリーフィング

2025.10.14

その他

クラブの2024-25シーズン決算概要が発表

 

10月14日(火)のB.LEAGUE理事会の後、メディアブリーフィングが行われました。

島田慎二チェアマンから、B.LEAGUEの2025年6月期決算、事業報告が行われました。経常収益(売上高)は97.5億円。前期の79.6億円から大きな伸びを見せました。当期一般正味財産増減額(経常利益)も前期の4億4,500万円から9億4,600万円に倍増しています。
この結果、正味財産期末残高(内部留保)は37.6億円となりました。島田チェアマンは収入の大きな伸びは、りそなグループB.LEAGUE FINALS 2024-25 がGAME3までもつれたことが大きいと説明した上で、内部留保について「積み立てた目的に応じて、主にB.LEAGUEの事業継続に必要な費用、デジタル分野の支出、人的投資に充てる」と語りました。

今後の成長の見通しについては、経常収益は2026年6月期に105億円、B革新の年となる2027年6月期には120億円を超える見込みと語ります。120億円は中期経営計画で2028年に目標としていた数字。「これを2年前倒しで、私の任期中に達成すると思います」と島田チェアマンは語りました。

「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズン」開幕節では、平均入場者数がB1では5,614人で、昨シーズンの5,623人とほぼ同じ。B2では3,100人から3,846人と大きく伸びたことが報告されました。まだ開幕節のみの数字ですが、新アリーナを持つ名古屋Dが1万3,170人、A東京が9,465人、B2の神戸も8,565人と好調なスタートを切っています。

また、各クラブの2024-25シーズン決算概要も発表されています。B1・B2クラブ合計の営業収入は651億円で、そのうちB1合計が525億円、B2合計が126億円。昨年比で入場料収入は+33.0%、スポンサー収入は+9.9%と事業規模は引き続き大きく成長を遂げています。クラブ単体で見ると、営業収入トップは千葉Jの51.7億円。これまで歴代最高だった32.2億円(2023年度、A東京)を超え、Bクラブで初めて50億円を突破しました。

2024-25シーズン、『夢のアリーナ』は千葉Jと長崎が加わった5クラブに。千葉Jの営業収入が30.6億円から51.7億円へ、長崎が12.7億円から16.4億円と増収し、新アリーナ効果が出ています。すでに夢のアリーナを保有する3クラブも、琉球は4シーズンで2.8倍(12.8億円から35.7億円)、群馬は2シーズンで1.6倍(15.9億円から25.5億円)、佐賀は2シーズンで2.4倍(7.0億円から17.1億円)と、2年目以降も観戦体験の向上による営業収入の増加が続いています。

一方で、赤字クラブはB1で8クラブ、B2で7クラブあり、B1で2クラブ、B2で3クラブだった2023-24シーズンから増加しています。島田チェアマンはこれを「ネガティブなものではなく、B.革新に向けた戦略的な投資をしているから」と説明。2021-22シーズンは15クラブ、2022-23シーズンは6クラブあった債務超過クラブは、2年連続でゼロとなりました。

B3を含めた入場者数は557万人。2028年の目標に設定していた700万人に向けて「あと143万人増」を目指します。またB1、B2、B3合計の営業収入は713億円。リーグも含めると810億円で、こちらは1,000億円に向けて「あと190億円」を目指します。

この好調な伸びについて島田チェアマンはこうコメントしました。「やはりアリーナが牽引しています。新アリーナができたクラブは軒並み大きな成長を遂げていて、開業から2年目以降も安定して成長しています。アリーナができてBクラブが盛り上がり、バスケットボール以外のエンターテインメントの誘致なども含めて、まちづくりやまちの賑わいに貢献することができつつあります」

関連記事

PICKUP VIDEO

Bリーグ
オリジナル特集