福井ブローウィンズ、“初代指揮官”伊佐勉HCが双方合意の契約解除で退任「B1昇格へと導けず残念な想い」
福井ブローウィンズは5月11日、伊佐勉ヘッドコーチと双方合意の上で契約解除になったことを発表した。
伊佐HCは地元の琉球ゴールデンキングスで指導者のキャリアを積み、2013-14シーズンにアシスタントコーチからHCへ昇格。Bリーグ初年度まで指揮を執ると、2022年12月までサンロッカーズ渋谷でACとHCを務めた。2023年7月に福井のHCに就任。クラブ創設初年度のチームをB2昇格に導き、2024-25シーズンは32勝28敗の成績でワイルドカード上位として「りそなグループ B2 PLAYOFFS 2024-25」に進んだものの、クォーターファイナルで敗退した。
伊佐HC、湯本眞士ゼネラルマネージャーは公式HPで次のようにコメントした。
「新規参入チーム(初代HC)へのチャレンジの機会をくださった湯本社長兼GM、蓮井アシスタントGMをはじめ、オーナー会社、パートナー企業の皆様、熱狂的なファン、そしてブローウィンズに関わる全ての皆様、2年間大変お世話になりました。今シーズン私の力不足で福井ブローウィンズをB1昇格へと導けず残念な想いでいっぱいです。しかし、福井で過ごした2年間は、私と私の家族にとってとても素晴らしいものでした。新規参入から2シーズン、チームは着実に福井に根付き、ファンの皆さんの応援、熱量は既にB1レベルです! これからは私もファンのひとりとして、今後のブローウィンズの活躍を願い期待しています。多大なるサポートありがとうございました」(伊佐HC)
「伊佐ヘッドコーチには、クラブ創設初年度からの2シーズンにわたりチームを力強く導いていただき、福井ブローウィンズの礎を築いていただきました。勝利への強い情熱と、選手一人ひとりに寄り添う温かい指導、そして「福井にバスケットボール文化を根付かせる」というクラブの想いに共感し、全力を尽くしていただいたことに、心より感謝しております。伊佐ヘッドコーチとともに過ごした日々は、クラブにとってかけがえのない時間でした。これまでのご尽力に深く感謝申し上げるとともに、新天地でのご健康とさらなるご活躍を、心からお祈り申し上げます」(湯本GM)