三遠が初のファイナル進出に王手…ヌワバや吉井ら躍動、ホームで琉球に先勝
5月17日、浜松アリーナで「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25」セミファイナル、三遠ネオフェニックス(中地区1位)vs琉球ゴールデンキングス(西地区1位)の第1戦が行われ、87-85で三遠が先勝。クラブ史上初のファイナル進出に王手をかけた。
第1クォーターはホームの三遠が、根本大のスティールからデイビッド・ヌワバのダンクなど大声援を受けて主導権を握った。しかし、三遠の2点リードで迎えた第2クォーターは、互いに速攻あり、長距離砲ありの一進一退の展開。ともに一歩も譲らず、わずかに琉球1点リードで折り返した。
ハーフタイム明けの第3クォーターは、三遠の吉井裕鷹が約8分のプレータイムで11得点と当たり、一時13点差までリードを拡大した。しかし、第4クォーターは一転して琉球がアレックス・カークとジャック・クーリーの2本柱を軸にペイント内を制圧。三遠優勢の展開から、瞬く間にクロスゲームとなった。それでも、三遠は土壇場の苦しい時間帯に、吉井とヌワバが重苦しい空気を打開する3ポイントを成功。最後は2点差で三遠が競り勝った。
ホームで先勝した三遠は、ヌワバが速報値でゲームハイとなる23得点3ブロックを記録。ヤンテ・メイテンと大浦颯太が負傷するアクシデントもあったなか、日本代表の吉井も17得点と要所でチームを救う活躍を見せた。
対する琉球は、ヴィック・ローがチーム最多17得点14リバウンド、果敢にアタックした脇真大が15得点6アシストと存在感を示したが、あと一歩及ばず。こちらはケヴェ・アルマが負傷交代し、最終盤にコートに立てなかった。
第2戦は明日18日13時5分ティップオフ予定。三遠は勝てば初のファイナル進出決定。琉球は4年連続のファイナル進出へ後がなくなった。
■試合結果
三遠 87-85 琉球
三遠|24|20|29|14|=87
琉球|22|23|17|23|=85
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