FE名古屋がコーチ陣決定を発表…Bリーグでプレー経験を持つルーベン・ボイキン氏がスーパーバイザーコーチに
5月30日、今シーズン指揮を執った川辺泰三氏の退団を発表した、B1中地区のファイティングイーグルス名古屋は、同日にルーベン・ボイキン氏のスーパーバイザーコーチ就任と、カルバン・オールダム氏のアソシエイトコーチ兼ヘッドコーチ就任を発表した。2025-26シーズンは、ボイキンSVCが試合の指揮を執り、オールダムAC兼HCがヘッドコーチを務めるという。
ボイキンSVCは現在40歳で、選手としてポーランドやイタリアでプレーし、2013年には当時bjリーグの秋田ノーザンハピネッツでプレーし、その後もバンビシャス奈良やアースフレンズ東京Z、サンロッカーズ渋谷など日本でのプレー経験を持つ。コーチとしては、2019-20シーズンから大阪エヴェッサでアシスタントコーチを務め、今回の契約でFE名古屋のスーパーバイザーコーチを務めることになった。
オールダムAC兼HCは現在64歳で、ドイツのバスケットボール・ブンデスリーガでプロ選手としてプレー経験を持っている。1995年からコーチとしてのキャリアをスタートし、ドイツや韓国などを渡り歩き、2016-17シーズンに千葉ジェッツのアシスタントコーチに就任し2019-20シーズンまで在籍。2021-22シーズンからはFE名古屋のアシスタントコーチを務め、今回の契約でアシスタントコーチ兼ヘッドコーチに就任することとなった。
新たに指揮を執る2名はクラブ公式サイトを通し、それぞれ次のようにコメントしている。
▼ルーベン・ボイキンSVC
「FE名古屋に加わることができ、とても光栄に感じています。私だけでなく、家族にとっても誇らしい瞬間です。このような大切な役割を任せてくださったクラブの皆さまに心から感謝しています。バスケットボールを通じて、選手・コーチとして、世界中のリーグを経験してきましたが、私が何より大切にしているのは『成長』『規律』『ウィニングカルチャー(勝利を目指すチームの文化)』をつくることです。私の目標はシンプルで、みんなが互いを支え合い、強く、ひとつにまとまった競争力のあるチームをつくることです。選手の皆さん、そしてスタッフの皆さんへ、それぞれが成長し、リーダーシップを発揮できるようしっかりサポートしていきます。そして、いつも応援してくださるファンの皆さまへ、心を込めて全力でプレーし、FE名古屋の誇りを胸に戦うチームをお見せします。このシーズンは『All In(オールイン)』のマインドセットを持ち、みんなで一丸となって全力で挑みましょう。 皆さんと一緒にこの新しい挑戦を始められることを楽しみにしています」
▼カルバン・オールダムAC兼HC
「まず初めに、昨シーズンの浮き沈みの激しい環境の中にあっても、変わらぬご支援を賜りましたスポンサー、チーム、そしてファンの皆さまに深く感謝申し上げます。皆さまが試合に足を運び、熱い声援を送り続けてくださったことが、2024-25シーズンを堅実に締めくくる上で大きな力となりました。引き続き、FE名古屋のアソシエイトコーチ兼ヘッドコーチとして職責を全うし、チームの基盤を強化するとともに、コート上で勝負できる競争力のある組織、成功するユニットを築き上げていけるよう尽力してまいります。今後、強固なチームカルチャーの確立が何より重要であると考えており、その責任の重さを十分に自覚しながら挑戦してまいります。改めて、皆さまのご支援に深く感謝申し上げます。皆さまにお目にかかれることを楽しみにしております」