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2025.05.30

FE名古屋の川辺泰三HCが退団…8年間でB2優勝、B1昇格などクラブのベースを構築

  • バスケットボールキング

 5月30日、B1のファイティングイーグルス名古屋は、川辺泰三ヘッドコーチが6月30日をもって退団することを発表した。

 現在43歳の川辺HCは、当時JBLの三菱電機ダイヤモンドドルフィンズからプロキャリアをスタートし、2013-014シーズンまでbjリーグでプレー。2017年からFE名古屋の指揮を執り。2021-22シーズンにはクラブをB2優勝に導きB1に押し上げた。その後も堅固なディフェンスをベースとしたスタイルで確実に強化を進め、今シーズンはレギュラーシーズン30勝30敗で中地区5位、昨年の天皇杯ではシーホース三河を1点差で破り3次ラウンドにも初出場した。

「私事ですが、一身上の都合でチームを退団することになりました。急な申し入れでチームには大変ご迷惑をおかけし申し訳ありません」と謝罪からはじまったコメントでは、選手時代からFE名古屋でのアシスタントコーチ、指揮官を含め12年以上を過ごした名古屋への感謝も語った。「B2優勝、B1昇格、B1チームへの勝利、B1で勝率5割達成、今シーズンは天皇杯の3次ラウンドにチームとして初めて進むことができて本当に嬉しかったです」とFE名古屋での軌跡を回想。

「何者でもなかった私が、今この舞台に立てているのは全てファイティングイーグルス名古屋のおかげです。僕にとってファイティングイーグルス名古屋は、コーチとしての始まりの場所であり、今の自分をつくってくれた場所です。そして僕の全てを捧げたチームで、これからも特別なチームです」とし、今後のFE名古屋の活躍を願った。