2025.06.13
宇都宮ブレックス、深夜1時アジア頂点に向けてアル・リヤディと対戦
A東京以来となる日本勢優勝なるか
B.LEAGUE王者・宇都宮ブレックスが、クラブアジア王者の座を懸けて決戦に臨む。現地時間6月13日20時(日本時間14日1時)より、コカコーラ・アリーナ(アラブ首長国連邦・ドバイ)にて行われる「BCL Asia 2025」ファイナル。相手は前回王者のアル・リヤディ(レバノン)だ。
今大会、宇都宮は初戦こそメラルコ・ボルツ(フィリピン)に敗れたが、そこから巻き返し。準決勝ではモンゴルのブロンコスを93-71で撃破してファイナル進出を決定。1Qに7本の3Pシュートを沈めるなど、合計19本という大会記録の3P成功数でアジアの舞台にその名を刻んだ。
この試合でド派手な活躍を見せたのは#25 D.J・ニュービル。なんと3Pシュート7/8という爆発で35得点、9アシスト。さらに今大会のために契約した#70 フィン・ディレイニーも15得点、6リバウンド、#12 高島紳司が3本の3Pを含む11得点で続いた。またエースの#6 比江島慎は8得点、4リバウンド、#42 アイザック・フォトゥはリバウンド10本と泥臭く貢献している。

「ゾーンディフェンスが多かった相手に対し、インサイドを起点にベストなショットを選んだ結果として3Pが多くなった」(ジーコ・コロネルHC代理)と、単なる“3P頼み”ではないことを強調。チームとしての柔軟性と遂行力の高さが際立つ内容だった。
決勝で相まみえるアル・リヤディは、ディフェンディング・チャンピオンである。エースのワエル・アラクジやアミール・サウドを負傷で欠いてはいるが、準決勝ではシャバブ・アル・アリ(UAE)に100-78で快勝。ハイク・ギョクチャンが24得点、11リバウンド、アリ・マンスールが20得点、9リバウンド、9アシストと攻守にわたって躍動した。
勝利すれば、2019年覇者のアルバルク東京以来という歴史的快挙となる。
記事提供:月刊バスケットボール