チケット購入
2025.07.04

ファイサンバが38歳で現役引退…セネガル出身の元留学生、計9チームでプレー

  • バスケットボールキング

 トライフープ岡山は7月4日、ファイサンバの現役引退を発表した。

 セネガル出身のサンバは、205センチ105キロの体格を誇るパワーフォワード。2004年に明徳義塾高校の留学生として来日し、天理大学を経て、2011年に東芝ブレイブサンダース(現川崎ブレイブサンダース)でキャリアを始めた。2016年には日本国籍を取得。帰化選手としてプレーし、Bリーグ誕生後は滋賀レイクスターズ(現滋賀レイクス)、サンロッカーズ渋谷、熊本ヴォルターズ、富山グラウジーズ、アースフレンズ東京Zを渡り歩いた。2024-25シーズンは岡山に所属し、45試合の出場で1試合平均4.1得点2.7リバウンドを記録。シーズン終了後、契約満了でBリーグの自由交渉リストに公示されていた。

 38歳で選手生活を終えるサンバは、岡山の公式HPを通じて「今シーズンをもちまして、バスケットボール選手を引退する事にしました。小学校6年生から出会ったバスケットボールがきっかけで夢を持つことでき、それを叶えるために日本にきました。高校と大学を経て、2011年にプロキャリアをスタートし、21年の間、たくさんの方々の支えがあり、大好きなバスケットボールをプレーし続けることができました。それが、今の自分を作ってくれました。今まで携わったチーム、川崎ブレイブサンダース(旧:東芝)はじめ、東京海上ビッグブルー、FE名古屋、滋賀レイクスターズ、サンロッカーズ渋谷、熊本ヴォルターズ、富山グラウジーズ、アースフレンズ東京Z、トライフープ岡山のコーチや選手、関係者の皆さんに御礼を申し上げます。そして、B.LEAGUE に所属しているすべてのチーム、ファン、ブースターの皆さんへ、僕は心から感謝していて、これからは皆さんの事を応援します」とコメントした。

 また、クラブは「ファイ サンバ選手が現役を引退されることとなりました。トライフープ岡山に在籍した昨シーズンでは、高さのアドバンテージを活かしたプレーや3Pシュートで勝利に貢献してくれました。コート内外でのその姿勢や人柄は、クラブに多くのポジティブな影響を与えてくれました。これまでの長きにわたるキャリア、本当にお疲れさまでした。そして、岡山の地で共に戦ってくれた日々に心より感謝申し上げます。第二の人生もサンバ選手らしく力強く、輝かしいものとなることをクラブ一同願っております。本当にお疲れ様でした」と労いの言葉を送った。