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2025.07.18

“帰化選手の先駆者”ファイサンバがB3香川のスタッフ就任「持ち合わせるもの全てが必要」と社長期待

  • バスケットボールキング

 7月18日、B3の香川ファイブアローズは、2024-25シーズンをもって現役を引退したファイサンバ氏と、2025-26シーズンにおけるチームスタッフの契約に合意したと発表した。同氏はサポートコーチ兼通訳アシスタントを務める。

 セネガル出身で現在38歳のサンバ氏は、205センチ105キロの体格を誇り、パワーフォワードとしてプレーした。2004年に明徳義塾高校の留学生として来日すると、天理大学を経て、2011年に東芝ブレイブサンダース(現川崎ブレイブサンダース)でキャリアをスタート。2016年には日本国籍を取得し、帰化選手として滋賀レイクスターズ(現滋賀レイクス)、サンロッカーズ渋谷、熊本ヴォルターズ、富山グラウジーズ、アースフレンズ東京Zなどを渡り歩いた。現役ラストイヤーとなった2024-25シーズンはトライフープ岡山に所属し、B3リーグ戦45試合の出場で1試合平均4.1得点2.7リバウンドを記録した。

 香川の生岡直人代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーは、「帰化選手の先駆者として約15年日本バスケ界で活躍し続けてきた実績、あらゆる選手やコーチ・スタッフから信頼される人間性、外国籍選手と日本人どちらの立場も深く理解できる共感性、フランス語・英語・日本語の3カ国語を自在に操る力、日本バスケ界に貢献したいという誠実な想いなど、サンバ氏が持ち合わせるもの全てがこれから大きく成長する香川ファイブアローズに必要であると感じています」と、そのキャリアに敬意を表しつつセカンドキャリアに期待。

 新天地が決まったサンバ氏は、「香川ファイブアローズのサポートコーチとしてセカンドキャリアを始めることができ、大変うれしく思っています。この新たな挑戦を通じて、選手たちとともに成長し、チームの成功に貢献できることを心から楽しみにしています。バスケットボールの楽しさや魅力を伝えながら、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるのと、チームの目標が達成できるように全力を尽くしますので、応援よろしくお願いいたします」と、クラブを通じてコメントした。

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