新人研修初参加の米須玲音「落ち込むことはあるけど…」“ファンの存在”を念頭に振る舞い再確認
7月29日、Bリーグは新人選手を対象とした研修会を実施。昨シーズン途中から川崎ブレイブサンダースとプロ契約を結んだ米須玲音が取材に応じ、研修の感想や胸に秘める思いなどを語った。
現在22歳の米須は、東山高校と日本大学在学時に特別指定選手としてBリーグの舞台を経験してきたが、新人選手研修会への参加は今回が初めて。「プロアスリートとしてもそうですけど、一社会人としてどういった行動をすべきか、言動を取るべきかというのを改めて学ぶことができました。この話を聞いて、また一から自分を見直していけたらなと思います」と、学びの多い時間であったことを明かした。
特に印象に残ったテーマを問われると、「すべて気をつけないといけない」と前置きしつつ、「SNSでの投稿が本当に良いのか悪いのかというのを、出す前にもう一度しっかり確認した上で出さないといけない」と、SNS上での振る舞いに関する意識を新たにした様子。「スポーツをしてきたなかで、挨拶だったり、靴の並べ方だったり、そういったところは自分の中で気をつけてきた部分。継続してやっていけたら」とも話した。
研修では、試合会場での言動や振る舞いについて考える機会もあり、米須はファンとのコミュニケーションの重要性を再確認。「勝てない時が続いた時期に落ち込むことはあるんですけど、まず応援されていることを頭に入れながら、試合後にコートを一周する時には、落ち込んだ顔じゃなくて、『次は皆さんに勝利を届けたい』という思いで、一人ひとりに目を合わせながら手を振ったり、応援よろしくお願いしますという気持ちを表現するようにできればいいのかなと思っています」と、ファンへの感謝を忘れない謙虚な一面も覗かせた。
昨シーズンはチームがB1中地区最下位に低迷したが、プロとしての自覚と新たな目標を手にした米須。ルーキーイヤーとなる2025-26シーズンの飛躍に大きな期待がかかる。