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2025.08.09

A東京がトヨタ府中スポーツセンターにお別れ…1986年秋から約40年の歴史に幕

  • バスケットボールキング

 2025-26シーズンからホームアリーナをトヨタアリーナ東京(東京・青海)に移すアルバルク東京。10月3日のホームゲーム開幕戦に開業日を控えるなか、チームはこれまで汗水を流してきたトヨタ府中スポーツセンターの使用を、8月8日をもって終了した。

 1986年から約40年間にわたり、チームの活動を支えてきたトヨタ府中スポーツセンター。A東京は長年をともにした施設に感謝をSNSで伝え、そのポストには現役選手からクラブのOBまで、様々な関係者からコメントが寄せられた。

 2001年に前身のトヨタ自動車アルバルク(以下、トヨタ)に入団し、引退後はアシスタントGM(ゼネラルマネージャー)としても活躍した渡邉拓馬(現:福島ファイヤーボンズGM)は「数えきれない想いが刻まれている。寂しいな…。素晴らしい必然な出会いと、今の自分の軸となる経験をさせていただきました。本当にありがとうございました」と、自身のXで言葉をつづっている。

 現役選手からは、2015年のプロ入りからチーム一筋でプレーしているザック・バランスキーが反応。「Thank you Fuchu。10年以上通った体育館。語りきれないほどの思い出がある場所。感謝しかないし俺を成長させてくれてありがとう」と、思い出のつまった練習場に別れを告げた。

 また、こちらもルーキー時代をトヨタで過ごし、昨シーズンに現役から引退した岡田優介もXを更新。「そうなんだ!それは寂しいなぁ。ルーキーのときから長年お世話になりました。会計士受験してたころ、帰る時間もったいないから1人合宿して勉強の合間に深夜1時でもシューティングができた最高の環境」と、当時の記憶を回想している。

 2010年にトヨタへ入団し、現在はA東京のGMを務めている伊藤大司もXで感謝を伝えており、チームのファンやメディア関係者からも反応が殺到。トヨタ府中スポーツセンターで築き上げられたレガシーは、トヨタアリーナ東京で今後も続いていくことだろう。

【動画】A東京が惜別のビデオを投稿