三遠がプレシーズンゲームで川崎に快勝…メイテンがダブルダブル、新戦力も存在感
8月31日、東急ドレッセとどろきアリーナで、Bリーグ2025-26プレシーズンゲームが行われ、B1に所属する川崎ブレイブサンダースと三遠ネオフェニックスが対戦した。
昨シーズンに同じ中地区で地区優勝を果たした三遠と最下位に甘んじた川崎の一戦。三遠は序盤から大浦颯太のディープスリーが炸裂し、鮮やかなパス回しからデイビッド・ヌワバがコーナースリーを沈めるなど一気に主導権を握る。三遠の強さの特徴でもある激しいディフェンスでターンオーバー誘い、ファストブレイクでスコアするなど、第1クォーター終了時点で28-13と15点のリードを奪う。しかし第2クォーターに入ると、川崎の飯田遼や津山尚大、篠山竜青らに3ポイントを許し、リードを広げることができず51-38で試合を折り返した。
後半は、川崎のドゥシャン・リスティッチに得点を重ねられ、一時は8点差まで迫られるも、三遠の新戦力であるダリアス・デイズが第3クォーターだけで3本の3ポイントをヒットさせリードを広げる。最終クォーターは川崎の反撃に合うも、三遠が85-73で振り切った。
個人スタッツは、ヤンテ・メイテンが21得点12リバウンド3アシスト2スティール3ブロックと躍動。デイズがゲームハイの24得点、ヌワバが14得点、湧川颯斗が11得点と続いた。一方、川崎はリスティッチが16得点、今シーズン加入した津山が15得点、アレンが14得点を記録した。
試合後、三遠の大野篤史ヘッドコーチは、ディフェンス面について「今日の試合ではファウルになってしまったりと上手くいかない場面もありましたが、それよりもチャレンジしている姿勢を評価したい」とコメント。新加入のデイズについては「コミュニケーションをすごく取ってくれて、コート上で誰よりも声を出してくれているので若い選手には良いお手本だと思います。そういったところを見習って、日本人選手もコートでそういう姿勢を見せてくれることが次の成長につながるのではないかと思っています」と評価した。
■試合結果
川崎ブレイブサンダース 73-85 三遠ネオフェニックス @東急ドレッセとどろきアリーナ
川崎|13|25|15|20|=73
三遠|28|23|18|16|=85