アルバルク東京のテーブス海、新本拠地で迎える古巣との開幕戦へ「気持ちが追いつかないぐらい楽しみ」
9月22日、東京都内で『りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON』のティップオフカンファレンスが開催。アルバルク東京を代表して出席したテーブス海が囲み取材に応じた。
A東京は10月3日にTOYOTA ARENA TOKYOで行われる宇都宮ブレックス戦で開幕を迎える。テーブスは2019-20シーズンから3シーズンにわたって在籍した古巣との一戦を前に「宇都宮との対戦はいつも以上に気持ちが入りますけど、新アリーナのこけら落とし試合で、さらに相手は昨シーズンのチャンピオン。気持ちが追いつかないぐらい楽しみにしています」とコメント。比江島慎とD.J・ニュービルを要注意選手として挙げ、「2人を抑えないと勝てない。僕たちとしてはそこをしっかり抑えて勝ちきれたらと思います」と話した。
A東京はブランドン・デイヴィス、マーカス・フォスター、中村浩陸を新戦力として獲得し、負傷者の発生に伴い、スティーブ・ザックとアイラ・ブラウンを緊急で補強。27歳の司令塔は「ロスターを見れば、昨シーズンより間違いなくレベルアップしたと思うので、今シーズンこそ優勝を狙って頑張りたいなと思います」と目標を口にした。
デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ体制4シーズン目を迎え、「今までとはちょっと違ったバスケットにチャレンジしているところ」だという。
「ディフェンスでは毎年のように上位なのに、チャンピオンシップでは勝ち進めないという悔しい現実を受け止めています。オフェンスでは得点を取るためにポゼッションやトランジションを増やす必要があって、プレシーズンマッチでそれにチャレンジしているところです。展開を速めると、ミスがいつも以上に起こりますけど、それを恐れないのもチャレンジだと思っています。Gリーグとの試合ではチームとして90得点を取れて、間違いなく手応えを感じているのかなと。選手が戻ってきた時、これまでのハーフコートバスケとディフェンシブバスケに速い展開を合わせたら、いいチームができあがると思っています」
テーブス自身は8月の「FIBAアジアカップ2025」に出場するなど、トム・ホーバスHCの“速いバスケ”を経験。「日本代表でやってきたことが、Bリーグのシーズンに活かされることはそこまでなかった」というが、「今回は学んできたことをそのままアルバルクで活かせる状況だからこそ、ベースアップや得点を狙う姿勢を見せられれば、僕もそうですし、チームもステップアップできると思うので、そこはこれからも意識したいと思っています」とコメントした。