【11月9日のB1結果】西地区の首位攻防戦は痛み分け…広島が宇都宮に大勝、延長突入の大激戦も

11月9日、「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1リーグ戦第9節GAME2の13試合が全国各地で開催された。
前日のGAME1に続き、熱い西地区首位攻防戦が繰り広げられたハピネスアリーナでは、序盤から激しい点の取り合いが続いた。長崎ヴェルカがジャレル・ブラントリーなどの得点で4点リードで後半へ。名古屋ダイヤモンドドルフィンズも食い下がり、アップテンポな攻防が繰り広げられたが、徐々にファウルとターンオーバーを誘った長崎ペースに。GAME2は最終スコア95-87でホームの長崎が制し、1勝1敗で今節の首位攻防2連戦を終えた。名古屋Dの連勝は12でストップし、長崎が西地区首位の座を奪還。ブラントリーが31得点4スティールをマークしている。
前日に69-92と琉球ゴールデンキングスに大敗を喫していた三遠ネオフェニックスは、第1クォーターからデイビッド・ヌワバが12得点を挙げ一歩抜け出す。その後は一進一退の攻防が続くが、リードを守り抜いた三遠が2点差で勝利をつかみ取った。ヌワバは30得点11リバウンドのダブルダブルを達成している。
広島ドラゴンフライズは東地区上位を走る宇都宮ブレックスから貴重な白星をつかんだ。前半は50-52とビハインドで終えたものの、後半に入るとクリストファー・スミスの得点をきっかけにして11-0のランを炸裂。リードを奪い返して第3クォーターを終える。迎えた最終クォーターは、広島がフィールドゴール成功率72.2パーセントで34得点を挙げたのに対し、宇都宮は12.5パーセントの12得点と、完全に昨シーズンの王者を抑え込み、103-76の大勝を挙げた。
サンロッカーズ渋谷とアルバルク東京による“東京ダービー”はオーバータイムまでもつれる大接戦に。A東京が2点ビハインドの第4クォーター残り3秒にデイビッド・フォスターのフローターで同点に追いつくと、オーバータイムでは2点を追いかける残り15秒に復帰4戦目の中村浩陸が値千金の“3点プレー”をねじ込み逆転。91-90の1点差で辛勝した。
日本人選手得点ランキング首位をキープし続けるレバンガ北海道の富永啓生は、滋賀レイクスとの対戦で3ポイント7本を含む25得点でキャリアハイを達成し、チームも勝利に導いている。仙台89ERSとの対戦で26得点を挙げたダバンテ・ガードナーは前人未到のB1個人通算11000得点に到達し、シーホース三河の勝利に貢献。得点ランキングでも9位につけている。
11月9日に行われたB1リーグ戦第9節GAME1の試合結果一覧は以下の通り。
◆■11月9日のB1試合結果
三遠ネオフェニックス 83-81 琉球ゴールデンキングス
レバンガ北海道 108-99 滋賀レイクス
秋田ノーザンハピネッツ 55-76 群馬クレインサンダーズ
サンロッカーズ渋谷 90-91 アルバルク東京
横浜ビー・コルセアーズ 107-94 富山グラウジーズ
京都ハンナリーズ 73-62 茨城ロボッツ
広島ドラゴンフライズ 103-76 宇都宮ブレックス
佐賀バルーナーズ 81-83 大阪エヴェッサ
アルティーリ千葉 88-76 川崎ブレイブサンダース
シーホース三河 101-72 仙台89ERS
長崎ヴェルカ 95-87 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
ファイティングイーグルス名古屋 64-82 越谷アルファーズ
千葉ジェッツ 96-82 島根スサノオマジック