宇都宮ブレックス、新アリーナ構想の計画策定支援へ「ふるさと納税」活用を発表…12月5日正午より募集開始

12月4日、B1東地区の宇都宮ブレックスは、宇都宮市において「新アリーナ基本構想・計画策定」を支援するふるさと納税の募集を行うことを発表した。
募集期間は2025年12月5日(金)正午から2026年3月31日(火)まで。
現在、B.PREMIER参入要件を満たすために現ホームである「ブレックスアリーナ宇都宮」の改修が進められているが、クラブはかねてより「新アリーナ建設を必ず実現する」という目標を掲げ検討を重ねてきた。しかし、昨今の建設費高騰などの外部環境の変化により、総事業費は当初の想定を大きく上回る状況が続いている。
今回の募集は、アリーナ建設そのものの費用ではなく、その前段階である「計画を実行可能なものへと仕上げるための検討費用」への充当を目的としている。大型開発に不可欠な技術検証、法令適合確認、事業採算性分析など、専門家との詳細な検証には多額の費用が発生するため、宇都宮市と連携し、ふるさと納税制度を活用した資金調達を行う運びとなった。
寄付の形態は「クラウドファンディング型ふるさと納税」「個人版ふるさと納税」「企業版ふるさと納税」の3種類。
特に「クラウドファンディング型ふるさと納税」において5万円以上の寄付を行い、返礼品を希望しない場合、新アリーナ建設実現時に施設内に芳名板が設置され、寄付者の名前が刻まれる特典が用意されている(※建設が実現しなかった場合や改築時等の条件あり)。
クラブは今回の発表に際し、「建設コストの高騰などハードルは存在するが、長く愛され高い競争力を持つアリーナを実現するため、計画の精度を高めて壁を乗り越えていく」と決意を表明。新アリーナのビジョンとして、「日本一の熱狂と一体感」の増幅に加え、試合日以外も地域住民の健康を支える「日常的に集える場所」を目指すとしている。
寄付の申し込みは、12月5日正午より「ふるさとチョイス」内の特設ページや、各ふるさと納税ポータルサイトにて開始される。
■募集概要
期間:2025年12月5日(金)12:00 ~ 2026年3月31日(火)
資金使途:新アリーナ基本構想・計画策定支援事業など
【対象と窓口】
・クラウドファンディング型(市内・市外在住者): ふるさとチョイス特設ページ
・個人版(市外在住者): 楽天ふるさと納税、さとふる、ANAのふるさと納税など各サイト
・企業版(市外に本社がある企業): 宇都宮市魅力創造部スポーツ都市推進課