チケット購入
2026.03.27

「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026」 八王子 U15が初、千葉J U15が3大会ぶりの決勝トーナメント進出決定!

  • 月刊バスケットボール

熱戦が多かった大会2日目


2026年3月26日(木)、「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026」の2日目が、日環アリーナ栃木 (栃木県宇都宮市)で行われた。
この日の第1試合で3勝目を挙げ、真っ先に決勝トーナメント進出を決めたのが立川ダイス U15と東京八王子ビートレインズ U15の2チーム。立川 U15は年初の「京王 Jr.ウインターカップ2025-26」で準優勝し、注目を集めたチームだ。一方の八王子 U15は「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026」において、その実力を示したチームである。八王子 U15を率いて7年目の兼子勇太ヘッドコーチ(HC)にとって、7度目の挑戦で初めて手にした決勝トーナメントの切符。兼子HCが「うちは決して常勝チームではありません」と語るとおり、これまでの大会で挙げた勝ち星はわずか2つ。それでも、地域密着のチームづくりの根幹に掲げ、八王子市や多摩地域を中心に、バスケットボールが大好きな子どもたちをトライアウトで集め、地道に活動を続けてきた。 今大会、快進撃のきっかけとなったのは初戦のアルバルク東京 U15戦。大舞台の経験が少ない選手たちは緊張から苦しい立ち上がりとなったものの、コート上の選手たちが互いに声を掛け合い、自らの力で流れを引き戻して逆転勝利を収めた。
ユース育成特別枠としてトップチームでの経験を積んでいる#7 田中湊人や#77 宇佐美波輝を中心に、「学年関係なく仲がいい」(兼子HC)というチームワークで、今大会の台風の目となりそうな勢いだ。

個性が融合、千葉ジェッツ U15が3大会ぶりの「失地回復」


また、3大会ぶりに失地回復を果たしたのが千葉ジェッツ U15。やはり予選リーグを3戦全勝で突破し、決勝トーナメントに返り咲いた。#17 菊地晟キャプテンが「一人一人が自分の役割を全うしました」と語るとおり、初戦の信州ブレイブウォリアーズ U15戦、そして最大の山場となったサンロッカーズ渋谷U15戦を激しい競り合いの末に制したことで、チームは大きな自信と勢いに乗り、神戸ストークス U15との一戦も勝ち切った。
今年のチームについて、吉岡慶亮HCは「個の力が非常に高く、多彩な才能がそろっている」と評す。司令塔としてゲームを支配する#48 鈴木洸幸、サイズがありながら多才なプレーを見せる#1 中本 颯汰、そして突破力を持つ#3 丸山虎太朗といったメンバーを中心に、個性的な選手たちがチームとしてまとまっているのが最大の強み。また、多くの選手が自発的に丸刈りにして大会に臨んでいる姿は、目標である「クラブ史上最高成績となるベスト4進出」に向けた並々ならぬ覚悟でもあるようだ。#17 菊地は「ベスト4という目標を勝ち取るための願掛けのようなものです。強制とかではなく、何人かでやろうということになったんです。明日からは、積み重ねてきたものを出し切り、メインコートで自分たちの力を発揮したい」と決意を語った。


予選リーグを3戦全勝で突破し、決勝トーナメントに返り咲いた千葉J U15
 

スタイル転換が実を結んだ三河 U15、粘りの逆転劇

 
2勝同士で決勝トーナメント進出を争った越谷アルファーズ U15とシーホース三河 U15の対戦は、熾烈を極めた。延長にもつれ込む戦いを50-49で制したのは三河 U15。序盤の劣勢を跳ね返し、予選リーグを3戦全勝として、決勝トーナメント進出を決めた。キャプテンの#7 砂原琉海は「最初はそれほど強くないチームでした。ジュニアウインターカップの県予選でも4位でした」と振り返る。そんなチームは昨年末から青山友香アシスタントコーチがヘッドコーチ代行としてチームを見るようになった。青山HCは、それを機に従来のハーフコート主体から「全員が走り、フルコートでスペースを広く使う機動力重視のスタイルへと転換しました」とチームスタイルを変えた。そうした変化に3年生を中心に短期間で対応し、着実にチーム力を高めてきたという。

越谷 U15との対戦は序盤にリードを許す苦しい展開だったが、「最後まで戦い抜こう」(砂原)と、強い意志を持って食らい付いた。#7 砂原は、勝負どころの緊張する場面でのフリースローを「これまで積み重ねてきた練習の成果」として確実に2投沈めて同点に持ち込んだ。それだけではなく、「昨年度までは出場機会が少なかったものの、今大会で急成長を遂げている」(青山HC)という#5 坪井翔の活躍も見逃せないポイント。個々の能力以上に「5人が連動して、役割を果たしてくれてチーム力になっています」と手応えを感じていた。


僅差の試合を制し、全勝で予選リーグを終えた三河 U15
 

エースを支えるチームの力、島根 U15が全勝対決を制す


その他、万全な戦いぶりを見せているライジングゼファー福岡 U15、琉球ゴールデンキングス U15を筆頭に、各グループ1位となった13チームが決勝トーナメントの切符を手にした。そしてこの日最後のゲームで熊本ヴォルターズ U15、U15 島根スサノオマジックが全勝対決。この戦いも最後までもつれ、残り2分を切ってから、リードするチームが何度も入れ替わる展開となったが、14.5秒でU15 島根の#11 井上一颯がペナルティーで得たフリースローを2投決め切り、さらに最後にレイアップも決めて61-58と熊本U15を突き放した。「どうしてもエースの金山(匠)が厳しくマークされるので、しっかりとボールをシェアして、周りにもいい選手たちがいるので、一人でやり過ぎないように、チームでプレーしていこうと話していました」と安部潤HC。「相手の方が高さがあったので、全員でリバウンドをしっかりと取ることを徹底し、選手全員がやり切ってくれました」と試合を振り返った。
休む間もなく、明日からは決勝トーナメントが始まる。さらにヒートアップする熱い戦いの数々、頂点を目指し競い合うチームがどんなストーリーを紡ぐのか、期待は高まるばかりだ。


U15 島根の#11 井上一颯はクラッチタイムで活躍

 [決勝トーナメント進出チーム]
レバンガ北海道 U15
岩手ビッグブルズ U15
福島ファイヤーボンズ U15
千葉ジェッツ U15
立川ダイス U15
東京八王子ビートレインズ U15
ベルテックス静岡 U15
シーホース三河 U15
ファイティングイーグルス名古屋 U15
U15 島根スサノオマジック
ライジングゼファー福岡 U15
佐賀バルーナーズ U15
琉球ゴールデンキングス U15



インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026大会概要
 
目的:B.LEAGUE U15チームの文化の構築と醸成、ならびに世界に通用する選手の輩出に向けた育成強化の礎を形成するための機会を提供する。
主催:公益財団法人日本バスケットボール協会、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
主管:公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
特別協賛:インフロニア・ホールディングス株式会社
協賛:株式会社モルテン、株式会社サードシップ
日程:2026年3月25日(水)~29日(日)
会場:日環アリーナ栃木
大会形式:予選リーグ/決勝トーナメント
出場権獲得:次回のインフロニア U16 CHALLENGE CUPの出場権を獲得する
配信URL:https://youtube.com/playlist?list=PLjg1nryCJk4ZWQZd5743h30gx4sBm-1XK&si=yUDaSat-OkGqqNzh
公式ウェブサイトはこちら