2026.07.30
オール中学生の琉球 U16が劇的逆転で初優勝!日本勢の連覇に [インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2026]
琉球 U16とNengren U16が優勝決定戦で激闘を繰り広げる
7月30日、「インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2026」(東京・ひがしんアリーナ)の大会最終日、順位決定戦3試合に続いて優勝決定戦が行われ、琉球ゴールデンキングス U16(グループA1位)とNengren Vocational School U16(グループB1位)が激突。4Qに最大11点差を付けられたものの、琉球ゴールデンキングス U16が流れを掴んで逆転し、Nengren Vocational School U16に83-76で勝利し初優勝を果たした。昨年の「インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2025 Aug.」ではサンロッカーズ渋谷 U16(当時)が優勝しており、日本勢の連覇となった。
5回目の開催となる今大会は、国内の出場枠がこれまでの4チームから6チームへと拡大。「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026」の上位6チームと、海外から招待されたチャイニーズ・タイペイのNengren Vocational School U16、初招聘となるフィリピンのGilas Pilipinas U16 Menを合わせた計8チームが参加して行われる国際大会。B.LEAGUEがミッションとする「世界に通用する選手やチームの輩出」という目的に合致するものである。
優勝決定戦進出に臨む琉球 U16のエース#12大城瑛士は、予選グループ戦のGilas Pilipinas U16 Men戦後に「この大会は自分たちが目標としているJr.ウインターカップ(全国U15バスケットボール選手権大会)の優勝やインフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP連覇に向けた準備でもあります。それでも海外チームに球際や気持ちで絶対に負けないという強烈な共通認識を持って臨んでいます」と強調すると、全勝で優勝決定戦進出を決めたNengren U16のキャプテン#6ミンジー・チーも「とにかく勝ち切ることだけを考えています。自分たちの力で積極的にアタックして相手を倒し、絶対に負けないという強い気持ちで戦います」と一歩も引かない姿勢を見せた。

見どころたっぷりの優勝決定戦がスタート!
試合は、互いに激しいプレッシャーをかけ合う形でスタート。4アウト1インのフォーメーションからシュートを放っていくNengren U16は、#15ボーエン・リン、#7ジエアン・リーが3Pシュートで加点すると、今度はディフェンスが広がったのを見て#9ホエイチン・シャオがドライブから得点。琉球 U16もプレッシャーをいなしながら得点したものの、Nengren U16が開始5分で9-6と一歩リードを奪った。
速い展開に繋げたい琉球 U16だが、相手のピックアップが速くいい形が出せない。それでも、エース#12大城がスティールから得点につなげると流れが変化。#35南風原亮太の3Pシュート、#12大城の速攻と加点した。それでも、残り1分からミスも続き、Nengren U16の19-15で1Qを終えた。

相手に流れが傾きそうなところでことごとく活躍してみせた琉球 U16の#12大城
2Q前半は互いに取り合う展開となった。開始4分半、琉球 U16は#12大城のコーナースリー3Pが飛び出して2点ビハインドまで迫ったものの、同点までが遠い。ここでNengren U16はキャプテン#6ミンジー・チーの3Pシュート2本などで9点までリードを拡大。それでも琉球 U16は#95川満佑絃のフリースロー、#12大城の3Pシュートなどで加点。39-43と5点差としてハーフタイムを迎えた。
共にターンオーバーは4本と締まった展開となった前半、Nengren U16は2Pシュートが10/20(50.0%)、3Pシュートが6/18(33.3%)を記録。琉球 U16は2Pシュートが7/21(33.3%)、3Pシュートが4/13(30.8%)だった。

Nengren U16 #6ミンジー・チーは高確率な3Pシュートなどでリードを拡大
琉球 U16 が流れを引き寄せ、劇的逆転勝利
3Q前半はアップテンポな展開に。その中でNengren U16は効果的に3Pシュートで加点し、リードを2桁差に広げた。琉球 U16は新号健ACがここでタイムアウト。すると直後に#0金城圭佑が3Pシュートを射抜き、#12大城、#56儀保裕聖がレイアップで、#95川満がフリースローで加点するなど最後の3分間で9-2のランを作り、57-64で3Qを終えた。
しかし4Q序盤、Nengren U16はリードを11点にまで拡大。差を詰めたい琉球 U16は#12大城、#95川満がペイントアタックして得点。さらに#10仲村元喜のプットバック、#3大城虎己の速攻も決まり、残り5分で3点差に迫った。そして残り3分を切ったところ、オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスで、#12大城が3Pシュートを成功。76-76と追いつくと30秒後、#0金城のリバースレイアップで逆転。さらに#12大城も続き、残り2分で3点のリードを奪った。

スピードを武器にレイアップを決めた琉球 U16 #0金城圭佑
逆転を許したNengren U16は、焦りも出てかシュートが決まらず。ここで琉球 U16は#95川満が連続得点。リードを広げると83-76で勝利。劇的逆転で大会初優勝を果たした。琉球 U16は#12大城が両チームトップの32得点、同じく得点源となった#95川満が29得点と2人で61得点という大活躍だった。

終盤の勝負どころで連続得点を挙げ、勝利を決定づけた琉球 U16 #95川満
試合後、山根謙二HCは「相手の早いバスケをやらせない、エースに好きなことをやらせないことを徹底しました。後半は『相手云々より自分たちのバスケットをやり切ろう』と原点に戻れたことが大きかったと思います」と勝因を分析。新号ACは劣勢に立たされた場面でも、「自分たちがやるべきことをやれば点は追いつく。やるべきことを明確にできたことが逆転につながったんだと思います」と続けた。
大逆転劇の立役者となった#12大城は、2桁差を付けられた中でも「我慢強く、ここは我慢だよとずっと声をかけていました。キーになるディフェンスリバウンドを5人全員で取り切ろうと話しました」と振り返る。一方、#95川満は「ガードへのプレッシャーやリバウンドをみんなで一丸となってできたことが一番の勝因だと思います」と、ディフェンス面での我慢が勝利を呼び込んだことを強調した。
大会初日の立川ダイス U15戦で敗戦を喫して以降、「その負けをプラスにしなきゃいけない」(山根HC)と原点に立ち返り、見事にチームとして成長を遂げた琉球 U16。コーチ陣からの指示を待つのではなく、自分たちで打開する力をつけ始めた選手たちに対し、山根HCも「彼らのおかげです」と手放しで称賛した。
優勝の原動力になった2人に誰がMVPだと思うかと尋ねてみた。
すると#95川満は「大城君だと思います」と即答。それを聞いてニヤリとした#12大城は、「自分と言いたいですが(笑)、1人1人が役割を果たしてくれないと優勝はなかったので、全員がMVPです」と言い切った。来年1月のJr.ウインターカップ、同3月の「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2027」での頂点を見据える彼らにとって、国際大会でのこのタフな経験と優勝は、かけがえのない財産となるはずだ。

劇的逆転勝利で初優勝を飾った琉球 U16
■インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026大会概要
【開催日程】 2026年7月28日(火)~30日(木)
【会場】 ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)

【出場チーム】
<グループA>
琉球ゴールデンキングス U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 1位)
立川ダイス U15(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 4位)
千葉ジェッツ U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 5位)
Gilas Pilipinas U16 Men(フィリピン)
<グループB>
ライジングゼファー福岡 U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 2位)
佐賀バルーナーズ U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 3位)
ファイティングイーグルス名古屋 U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 6位)
Nengren Vocational School U16(チャイニーズ・タイペイ)
【大会形式】 2グループ(1グループ4チーム)に分かれて予選リーグを開催。予選リーグの順位をもとに順位決定戦を実施。
【特設サイト】 https://www.bleague.jp/u16-challengecup-2026
【配信予定】 B.LEAGUE公式YouTube(https://www.youtube.com/playlist?list=PLNB40jeRGJ5s)
【試合スケジュール】
■7月28日(火)/予選グループ戦
[A]Gilas U16 Men(1勝) 91-81 千葉J U16(1敗)
[B]Nengren U16(1勝) 91-68 FE名古屋 U16(1敗)
[A]立川 U15(1勝) 82-71 琉球 U16(1敗)
[B]佐賀 U16(1敗) 66-103 福岡 U16(1勝)
[A]千葉J U16(1勝1敗) 84-70 立川 U15(1勝1敗)
[B]FE名古屋 U16(2敗) 83-91 佐賀 U16(1勝1敗)
■7月29日(水) /予選グループ戦
[A]琉球 U16(1勝1敗) 73-66 Gilas U16 Men(1勝1敗)
[B]福岡 U16(1勝1敗) 76-81 Nengren U16(2勝)
[A]千葉J U16(1勝2敗) 88-90 琉球 U16(2勝1敗)
[B]FE名古屋 U16(3敗) 48-83 福岡 U16(2勝1敗)
[A]Gilas U16 Men(2勝1敗) 105-79 立川 U15(1勝2敗)
[B]Nengren U16(3勝) 88-72 佐賀 U16(1勝2敗)
<グループA>
1位:琉球 U16(2勝1敗)※直接対決の勝敗により1位
2位:Gilas U16 Men(2勝1敗) ※直接対決の勝敗により2位
3位:千葉J U16(1勝2敗) ※直接対決の勝敗により3位
4位:立川 U15(1勝2敗) ※直接対決の勝敗により4位
<グループB>
1位:Nengren U16(3勝)
2位:福岡 U16(2勝1敗)
3位:佐賀 U16(1勝2敗)
4位:FE名古屋 U16(3敗)
■7月30日(木)/順位決定戦
7・8位決定戦:立川 U15(A4位) 85-65 FE名古屋 U16(B4位)
5・6位決定戦:千葉J U16(A3位) 81-64 佐賀 U16(B3位)
3・4位決定戦:Gilas U16 Men(A2位) 78-72 福岡 U16(B2位)
優勝決定戦:琉球 U16(A1位) 83-76 Nengren U16(B1位)
[最終順位]
優勝/琉球ゴールデンキングス U16
準優勝/Nengren Vocational School U16
3位/Gilas Pilipinas U16 Men
4位/ライジングゼファー福岡 U16
5位/千葉ジェッツ U16
6位/佐賀バルーナーズ U16
7位/立川ダイス U15
8位/ファイティングイーグルス名古屋 U16

[個人表彰 大会MIP]
琉球ゴールデンキングス U16 #95 川満 佑絃
Nengren Vocational School U16 #13 チェンハン・グアン
Gilas Pilipinas U16 Men #3 ローレンス・コピア
ライジングゼファー福岡 U16 #32 清水 月伽
千葉ジェッツ U16 #11 鈴木 洸幸
佐賀バルーナーズ U16 #4 武富 廉
立川ダイス U15 #24 細川 琉生
ファイティングイーグルス名古屋 U16 #35 平山 陽翔
記事提供:月刊バスケットボール
Cookieについて
このサイトでは、サービスの運営に不可欠な Cookie を使用します。また、利用状況の分析や広告配信のために Cookie を使用することがあります。
『同意する』をクリックすると、これら全ての Cookie の使用に同意したことになります。
拒否される場合は『同意しない』を選択してください(この場合でも基本機能に必要な Cookie は使用されます)。
Cookieの詳細