【Bプレミアクラブ展望】富山グラウジーズ「外国籍選手を総入れ替え…守備再建が浮上のカギ」

2025-26シーズンの富山グラウジーズは、1シーズンでB1復帰を果たしたものの、外国籍選手を中心とした得点力を勝利には思うように結びつけられず、3度の5連敗に加えて中盤には10連敗も記録した。厳しいシーズンとなったが、最後を4連勝で締めくくり、西地区最下位は免れた。岡田雄三や宮本一樹ら新戦力が期待通りの働きを見せたほか、田中晴瑛が着実に成長していることも希望の光だ。
Bプレミアで迎える今シーズンは日本人選手のほとんどが残留した一方で、外国籍選手と帰化・アジア特別枠選手は総入れ替え。ダラル・ウィリス・ジュニアは2023-24シーズンにレバンガ北海道で得点源となった実績があり、富山でも大きな役割を受け持つことになるだろう。残る2人はいずれもBリーグ未経験だが、屈強なフィジカルを持つアミール・シムズは脂の乗った年齢。ブライアン・アンゴラは実績十分で、ウィングプレーヤーとしてトレイ・ケル以上のインパクトを期待できる。
ビッグマンとして奮闘していた帰化選手のウィリアムス ニカが退団し、アジア特別枠にはシューティングガードのサーディ・ラベナを獲得。ニカの退団で手薄になるインサイドは、ラシード ファラーズの加入で補っている。盛實海翔は環境を変えて本来の実力を発揮できれば、チームを大きく前進させるはずだ。
ダビー・ゴメスヘッドコーチの続投により、チームとしてのスタイルに大きな変化はないだろう。その中で、昨シーズンB1で最も失点が多かったディフェンスの改善は今シーズンの大きなテーマとなる。富山一筋18シーズンのフランチャイズプレーヤー、水戸健史が年内いっぱいでの引退を表明していることも、クラブ全体の大きなモチベーションとなることを期待したい。
◆■キープレーヤー/SG #0 サーディ・ラベナ
[写真]=B.LEAGUE
2020-21シーズンにBリーグに導入されたアジア特別枠の第1号選手として、4シーズンにわたって三遠ネオフェニックスでプレー。高い身体能力を生かしたダイナミックなプレーに加え、その一挙手一投足にはエナジーが満ちあふれ、富山でもチームを勢いづける活躍を随所に見せるだろう。
昨シーズン途中の2025年11月にBCドバイを退団し、その後は公式戦から遠ざかる期間が続いたが、その分コートに立つことへの渇望は強くなっているに違いない。貪欲に勝利を追求する姿勢で、富山を引っ張る存在となる。
文=吉川哲彦
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