【Bプレミアクラブ展望】大阪エヴェッサ「継続路線で迎える“勝負の3年目”…橋本拓哉も待望の復帰」

藤田弘輝ヘッドコーチ就任2年目の昨シーズン、大阪エヴェッサにはチャンピオンシップ進出への期待が高まっていた。一昨シーズンにB1西地区4位まで順位を上げていただけに、さらなる飛躍が期待されたが、フタを開けると白星と黒星が交互に続き、中盤に入ると大黒柱のマット・ボンズを筆頭に故障者が相次いだこともあって負けが込み始めた。2連勝を飾った節も3節にとどまり、最終的に勝率は4割を切ってしまった。
藤田体制3シーズン目は結果にこだわりたいところ。選手9人が残留という継続路線で、これまでの積み上げをさらにアップデートしていく。昨シーズン戦列を離れる期間が長かった牧隼利やヴォーディミル・ゲルンは捲土重来を期し、強い意志でチームを引っ張っていくだろう。期待されながらも、わずか9試合の出場にとどまった高橋快成は、改めてそのポテンシャルの高さを証明しなければならない。
新加入選手はソンギョチャンとセバスチャン・サイズ、ジェイムズ・パルマー・ジュニア、山本大扇(ユース育成特別枠)の4人。ソンは30歳ながら韓国で11年のプレー歴があり、代表経験もある。パルマー・ジュニアはレイ・パークス・ジュニアに代わる得点源となり、オンザコートフリーのBプレミアではオールラウンドな働きも期待される。そして、Bリーグで8シーズン目を迎えるサイズに関しては、多くを語る必要はないだろう。
Bリーグ発足後、全シーズンを大阪でプレーしているのは合田怜だけだが、合田と同じく地元出身の竹内譲次と木下誠も、大阪を勝利に導く決意は強いはずだ。リーグ全体が新たなフェーズに入った中、その節目に目覚ましい飛躍を遂げることができるか。
◆■キープレーヤー/SG #14 橋本拓哉
[写真]=B.LEAGUE
大阪ブースターにとっては待ちに待った男の帰還だ。大阪一筋でプレーしてきた橋本は、一昨シーズンに3度目のアキレス腱断裂。長期離脱を余儀なくされ、昨シーズンは選手登録を外れて全休した。約1年半のブランクを経て、完全復活を期す。
bjリーグ時代に日本初の現役高校生プロ選手となり、Bリーグでも6thマン賞を受賞した実績の持ち主が、再びその輝きを取り戻すことができるのか。そして、クラブ全体のステップアップにどれほど寄与できるのか。日本代表経験者の新たな挑戦が幕を開ける。
文=吉川哲彦
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