2026.01.13
「B.LEAGUEクラブの地域価値を初めて定量化」 ~EY Japanが調査、経済波及効果に加え「社会的インパクト」を可視化。1シーズンあたり1クラブの経済波及効果は127億円・社会的価値は182億円に上る~
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(東京都文京区、チェアマン:島田 慎二 以下「B.LEAGUE」)は、EY Japan株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:松浦 利治、以下「EY Japan」)と、B.LEAGUE所属クラブがホームタウン地域に生み出す価値を明確化するため、経済的・社会的価値を定量化する調査を実施いたしました。
本調査では、2024-25シーズンの琉球ゴールデンキングスをはじめとした複数クラブを対象に、従来の「経済効果」に加え、地域活性化・健康増進・コミュニティ形成といった「社会的インパクト」を指標化。その結果、1シーズンあたり1クラブが生み出す経済波及効果は127億円、社会的価値は182億円に上ることが明らかになりました。
■目的
地域活性化・健康増進・コミュニティ形成など、クラブ活動が地域にもたらす多面的な社会的インパクトを指標化することで、B.LEAGUE所属クラブの活動がホームタウン地域に生み出す価値を明確化することを目的としています。
■調査手法
価値の発現有無を確認するためのケーススタディを実施いたしました。クラブが創出する価値を正確に抽出するため、クラブのホームタウンと、人口動態などが類似する「Bクラブやその他プロスポーツクラブがない都市」との比較分析を行っています。また、補足情報としてB.LEAGUE会員プラットフォーム(B.ID)を活用した調査を実施しました。
■調査結果概要
比較対象都市との差分分析を実施した結果、実際にクラブが地域価値を創出していることが確認されました。算出された社会的価値は、1シーズン当たり1クラブで182億円に上ります。
■主な調査結果(琉球ゴールデンキングス)
■今後の展望
本調査は、クラブ活動の価値を「見える化」する第一歩です。今後は、地域性や個別活動を反映させた精緻な評価を行い、継続的なデータ取得による時系列分析を進めます。さらに、ステークホルダーとのコミュニケーションツールとしての活用実績を増やし、連携を強化します。これにより、クラブを核とした街づくりを強力に推進し、「感動立国」の実現に寄与してまいります。
■EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 公共・社会インフラセクター パートナー 岡田 明氏 コメント
本取り組みは、B.LEAGUEと各クラブが地域社会にもたらす価値を「見える化」する、日本のスポーツ界における画期的な取り組みです。経済効果だけでなく、健康、コミュニティ、安全、環境といった多面的な価値を定量化することで、スポーツが社会課題解決に果たす役割を明確にしました。 この指標は、単なる評価にとどまらず、行政や企業との共創を促進し、投資判断や街づくりの戦略策定に活用できるものです。私たちEYJapanは、ステークホルダーと共に社会課題を解決し、ウェルビーイングを最大化することで、B.LEAGUEが掲げる「感動立国」の実現に貢献してまいります。
■B.LEAGUE チェアマン 島田 慎二 コメント
B.LEAGUEと全国のクラブは、プロバスケットボールというスポーツ興行の域を超え、地域創生を軸とした「まちづくり事業」や社会貢献活動「B.Hope」など、多岐にわたる事業を展開しております。 この度、地域における継続的な活動の価値を客観的に捉え、より多くのステークホルダーの皆様を巻き込みながら「感動立国」の実現を着実に推進することを目指し、「クラブの社会経済的な価値指標化」という新たな挑戦に取り組みました。 本プロジェクトは、我々の活動が地域社会にもたらす「経済的価値」と「社会的価値」を「見える化」するための重要な第一歩です。今後もBクラブの協力のもと、さらなる検証・精査を重ね、持続可能な社会の実現に向けた価値の見える化に邁進してまいる所存です。 結びに、多大なるご知見を賜りましたEY Japan様、ならびに本調査に全面的にご協力いただいたクラブ関係者の皆様に、この場を借りて深く御礼申し上げます。