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仙台vs茨城|東地区6位と7位の激突…ともに外国籍選手と帰化選手の得点力回復が必須

2023.03.15

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第24節

仙台89ERS vs 茨城ロボッツ

 中断期間が明けた前節、仙台89ERSはアルバルク東京をホームに迎えたが、第1クォーターの8得点を皮切りにすべてのクォーターで相手に上回られ、26点差で敗れた。第6節以来のスターターとなった小寺ハミルトンゲイリーは8リバウンド6アシストと奮起したものの、チーム全体としてはリバウンドを取れず、ターンオーバーやシュートの精度などでも苦しんだ。ただ、86失点を喫したなかでもA東京から16個のターンオーバーを誘発している点は好材料だ。今節からは12日間で6試合。6シーズンぶりのB1で、最もタフな時期に差しかかる。

 茨城ロボッツはアウェーでレバンガ北海道と対戦。第4クォーター残り4分の時点での12点差を3度にわたって3点差まで詰めたが、結局追いつくことはできず、第3クォーターの30失点が響く形となった。ターンオーバーを8個にとどめるなどオフェンス面は悪くなかったが、相手のターンオーバーも9個しかなく、与えたフリースローの多さなどディフェンス面には課題が残る。次節以降は各地区上位との対戦が続くだけに、修正を図っておきたい。

 前節は両者ともに日本人選手、なかでもガード陣の得点力が光った一方で、仙台は外国籍選手と帰化選手の3人で計15得点、茨城も外国籍選手と帰化選手の4人で29得点に終わった。特に仙台としては、インサイドの起点が必要。ラショーン・トーマスの今節の復帰可否にもよるが、パス能力の高い小寺も得点に意識を傾けなければならない。

文=吉川哲彦

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