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島根vs琉球|ゲーム差「3」で迎える首位攻防戦…島根は初の地区Vへ前進できるか

2023.04.12

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第31節

島根スサノオマジック vs 琉球ゴールデンキングス

 西地区首位の島根スサノオマジックは前節、広島ドライゴンフライズとの“中国ダービー”で痛み分け。GAME1を71-80で落としたが、GAME2では30得点を挙げたペリン・ビュフォードの同点弾で延長戦に持ち込み、100-88で勝ちきった。チームで13本の3ポイントシュートを射抜き、セカンドチャンスポイントによる失点を前日の20点から4点まで減らすなど球際の強さも光った。

 一方、同2位の琉球ゴールデンキングスは前節、京都ハンナリーズを相手に2連勝。ディフェンスが機能し、オフェンスでもボールがよく回った。両日ともにジャック・クーリーが2ケタ得点を挙げ、83-77で制したGAME1では、チームで11本の3ポイントシュートを決めた。93-80で勝利したGAME2では11人が得点に絡み、チームアシストは26本を数えた。

 そんな両チームの対戦は今シーズン、島根が2勝1敗でリード。ただ、敗れた第9節GAME1、接戦になった第17節の2試合はいずれもセカンドチャンスポイントで失点を重ねただけに、今節は琉球のリバウンドを抑えられるかが肝になる。ニック・ケイを筆頭に、ウィリアムスニカや白濱僚祐などもボールを奪い、ビュフォードを軸に一気に攻め込みたい。地区優勝マジック「8」を減らし、初の西地区制覇へ前進できるか。

 対する琉球はゲーム差「3」をひっくり返して逆転地区優勝を狙うために、島根の3ポイントシュートを封じたい。敗れた第9節GAME2では30本中11本、第17節でも36本中14本を被弾しただけに、ビュフォードや安藤誓哉のアウトサイドを消して、ドライブをさせるなどディフェンスで工夫が必要になりそうだ。自身初の島根戦を迎えるカール・タマヨを起用して、ビックラインナップを仕掛けるのか、ベンチワークにも注目だ。

文=大橋裕之

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