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富山vs三遠|B2降格圏を脱出したい富山、アシスト増加中の小野龍猛が試合を支配できるか

2023.04.19

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第33節

富山グラウジーズ vs 三遠ネオフェニックス

 B1残留に向け、あとがない状況が続く富山グラウジーズは、横浜ビー・コルセアーズを撃破した前々節の勢いまま試合に臨みたかったところだが、前節GAME1は信州ブレイブウォリアーズに30点差をつけられる大敗。第1クォーターで12-30と劣勢に回ったのがすべてだった。GAME2も第2クォーターの31得点で波に乗ったはずが、第3クォーターの32失点でトーンダウン。しかし、第4クォーターも最終盤に2点差まで迫られながらしのぎきり、連敗を阻止した。滋賀レイクスと再び1ゲーム差となり、今節はB2降格圏再脱出を目指す。

 三遠ネオフェニックスも横浜BCとの前節はGAME1に敗戦。カイル・オクインが“トリプルダブル”を達成するなど随所にいいプレーもあったが、7点届かなかった。そのオクインがGAME2を欠場し、外国籍選手がアイゼイア・ヒックス1人という苦境に立たされたものの、細川一輝が3ポイントシュート6本を含む26得点と爆発。延長にもつれた熱戦を3点差で制した。残り7試合で5ゲーム差と、他力本願ながら中地区3位浮上はまだ可能だ。

 B2降格マジックが「7」となっている富山は、最後の2節の相手が川崎ブレイブサンダースと横浜BC。今節の三遠戦と次節の新潟アルビレックスBB戦は絶対に落とすことができない。第28節にも対戦したばかりの三遠には、そのGAME2で勝利。8得点8アシストで貢献した小野龍猛は、前節GAME2も10アシストをマークした。今節も小野の支配力が勝敗を分けることになるだろう。

文=吉川哲彦

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