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B.MAGAZINE

佐賀vs長崎|“九州ダービー”がB2ファイナルで実現…2つ目の目標をかけて佐賀と長崎が激突

2023.05.18

B2プレーオフ

日本生命 B2 PLAYOFFS FINALS

佐賀バルーナーズ vs 長崎ヴェルカ

 「日本生命 B.LEAGUE B2 PLAYOFFS 2022-23」のファイナルは西地区同士、それも九州勢によって争われることとなった。B1昇格という大きな目標を達成し、そのままB2優勝へ駆け上がるのははたしてどちらか。

 西宮ストークスをホームに迎えたセミファイナルでの佐賀バルーナーズは、勝負強さが光った。GAME1は前半に3点リードを許す展開だったが、第3クォーターに27得点でリードを奪うと、第4クォーターは勢いを増して30得点。レイナルド・ガルシアと西川貴之の2枚看板に、チェイス・フィーラーも23得点で続いた。第3クォーター終了時点では5点ビハインドだったGAME2も、ガルシアと西川を中心にひっくり返した。

 一方の長崎ヴェルカはアルティーリ千葉に対し、GAME1は104得点で快勝。オフェンスが沈黙したGAME2は完敗だったが、GAME3は第3クォーターにマット・ボンズや松本健児リオンの得点で一歩リードを奪った。第4クォーターに一時逆転されたものの、勝負どころで髙比良寛治の3ポイントシュートが火を噴き、5点差で勝利。史上2クラブ目となるB1最短昇格を達成した。

 ただ、長崎はジェフ・ギブスがGAME1を出場停止となったため、まずはその穴をどう埋めるかがカギ。プレーオフでは出場機会が限られている野口大介の働きが不可欠になってくる。対する佐賀のキーマンは、セミファイナルでようやく戦列に復帰したミカイル・マッキントッシュ。GAME2では18得点を挙げており、ファイナルでもオフェンス面で期待がかかる。

文=吉川哲彦

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