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「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023」決勝は3年連続同カード、王者・北海道 U18×名古屋D U18に!

2023.12.02

見どころ・レポート

名古屋Dは残り2.9秒の逆転劇で決勝進出

12月2日、「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023」(開催地:栃木県・日環アリーナ栃木)大会3日目、準々決勝、準決勝6試合を行われて決勝進出チーム、3位決定戦進出チームが決定。決勝のカードは3年連続となる北海道 U18対名古屋D U18になった。

B.LEAGUE U18は将来プロバスケ選手としてB.LEAGUEや世界の舞台でプレーすることを目標とする選手が集まる場。その将来性豊かな原石たちが、負けたら終わりの一発勝負を繰り広げてNo.1チームを決めるのが今大会である。過去2大会は、レバンガ北海道が連覇。名古屋Dは2年連続準優勝という結果になっている。

B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP特設サイト

まず行われた準々決勝4試合の中で見応えある展開になったのが横浜BC U18と仙台 U18の戦いだ。試合はスタートからシュートの打ち合いとなり、45-45の同点で後半を迎える。3Qは一進一退の攻防が繰り広げられるが、インサイドで得点を重ねた横浜BCが67-61として4Qに入ると、反撃を受けながらもリードをキープしてクォーター終盤へ。ここで流れをものにしたのは仙台 U18だった。残り1分49秒、遠藤充基が右コーナーから3Pシュート(この日5本成功と大当たり)を射抜いて77-77と追いつくと、エース阿部真冴橙が連続得点。残り30秒で4点差を作ると守り切って81-79で勝利した。

勢いのままに臨んだ準決勝。王者・北海道 U18がまず6-0というスタートを切るが、仙台 U18はインサイドを締めてシュートを誘うとキャプテン渡辺弘貴の得点などで簡単に点差を広げさせない。残り6分を切ったところ、2年連続MVPの内藤耀悠(北海道 U18)にトラブルが発生。シュートの着地で左足首をねんざしてしまう。すると仙台 U18は丹野路和の3Pシュート、小松の3Pプレー、阿部のバスケットカウントとオフェンスが好転して16-11とリードを作った。しかし、王者はすぐに流れを引き戻す。内藤と共に連覇を経験してきた村上琥羽、田中虎太朗がチームを引っ張ると25-20と逆転して1Qを終える。2Q残り5分には治療を終えて内藤もプレー復帰。仙台 U18を攻防で圧倒していくと、3Q終了時点で81-40と大差を付けた。4Qこそ19-28というスコアとなったが、北海道 U18が100-68で3年連続の決勝進出を決めた。

3年連覇を目指すレバンガ北海道U18【(C) B.LEAGUE】

続く準決勝、2年連続準優勝の名古屋D U18と琉球 U18の対戦は劇的な幕切れになった。1Q前半で16-8とした琉球 U18だったが、名古屋D U18はクォーター終盤に3Pシュート攻勢。20-18で終えると、2Qに入っても川邉蒼侑、春田結斗らが3Pシュートを効果て決めていって47-38でハーフタイムを迎えた。しかし後半、琉球 U18の反撃がスタートする。じりじりと点差を詰めていくと、宜保隼弥が3Pシュート2本にドライブにとオフェンスをリード。4Q残り2分で77-68とリードを作った。
安全圏にも見えた点差だったが、名古屋D U18はキャプテンの佐藤遼乙が4ポイントプレー、今西優斗の速攻とわずか1分間で74-77と1ポゼッション差にする。さらに名古屋D U18は佐藤がトップから2Pシュートを決めて1点差に。残り46.2秒、逃げ切りたい琉球 U18は時間を使ってシュートを放ち、さらにオフェンス・リバウンドを奪う。チームファウルが溜まっていなかった名古屋D U18はなるべく早くファウルをしてという展開に。すると残り16.5秒でのインバウンズで、名古屋D U18若野瑛太が手を伸ばしてターンオーバーを引き出す。すぐに攻撃に転じると残り6.4秒、その若野が3Pシュート。リングに弾かれて万事休すかと思われたが、ここで中西真那斗がタップしてねじ込む。残り2.9秒で77-76と逆転に成功すると、そのまま逃げ切り。3年連続となる決勝進出を決めた。

名古屋D U18の大西順ヘッドコーチは準決勝前、北海道 U18との対戦する可能性について「そこまで行けたら御の字ですよ(笑)」と語っていたが、果たして決勝は3大会連続同カードとなった。また残り2試合のポイントとして聞いた質問に対して、大西HCは「ベンチポイントの勝負だなと僕の中では思っています」と語っている。2021年大会決勝は92-79、昨年は71-68でいずれも北海道 U18の勝利。果たして北海道 U18と名古屋D U18、どちらが頂点に立つのか?
大会最終日の明日(12/3)は10時から3位決定戦/仙台 U18×琉球 U18、12時から決勝が行われる。

準々決勝、3Pシュートで貢献した仙台 U18の遠藤充基

 

【大会3日目/12月2日(土)試合予定】
準々決勝/北海道 U18 108-55 U18 川崎
準々決勝/仙台 U18 82-79 横浜BC U18
準々決勝/名古屋D U18 94-69 千葉J U18
準々決勝/FE名古屋 U18 55-97 琉球 U18
準決勝/北海道 U18 100-68 仙台 U18
準決勝/名古屋D U18 78-77 琉球 U18

【大会最終日/12月3日(日)試合予定】
10:00~ 3位決定戦/仙台 U18 vs. 琉球 U18
12:00~決勝/北海道 U18 vs. 名古屋D U18

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