「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKI」概要発表会見
5月15日、「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKI」概要発表会見が開かれました。長崎県長崎市のスタジアムシティホテル長崎で行われた会見には、長崎市の鈴木史朗市長、B.LEAGUE島田慎二チェアマン、長崎ヴェルカの伊藤拓摩代表取締役社長が登壇。2026年1月16日から18日の3日間、長崎ヴェルカのホームアリーナであるハピネスアリーナでの開催が発表されました。
ALL-STAR GAMEは「革新的なスポーツエンタテインメント」、「バスケと街の夢の共演」をコンセプトに開催されます。テーマは今回も「FAN+WONDER」を組み合わせた造語で、選手・スタッフ・ファンと共につくる新しい世界という意味で「FANDER WORLD」がテーマとなります。
アリーナでの3日間開催は初めての試みとなります。島田チェアマンは、週末の2日間は概ね従来通りのALL-STAR GAMEになるとともに、新たに開催される金曜日、また会場以外でのイベントは「会場に来れなくても選手と触れ合う機会を作り、多くの方々に長崎に行こうと思ってもらえる企画を行うことで、経済効果と社会的価値を高めたい」と語ります。
2025年1月に千葉県船橋市で行われた「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」での経済波及効果は約12.8億円、社会的価値が約52.0億円と算出され、経済的・社会的価値は約64.8億円となりました。
鈴木市長は長崎での開催について「長崎市民として本当に歓迎すべきこと、大変うれしいこと」と語ります。「これによって交流人口がまた大きく生まれ、長崎にとって大きなチャンスになります。船橋のALL-STAR GAMEでは12.8億円の経済効果があったと聞いております。こういうチャンスを逃さないよう、4月23日に関連事業の実行委員会を開催し、官民連携によって機運醸成を行っていきます。デジタルスタンプラリーなども行い、会場に留まるだけでなく市内を回るような取り組みを後押ししていこうと、オール長崎で取り組んでいるところです」
また、この日に発表された大会ロゴについて、鈴木市長は「長崎のシンボル、あるいは魅力と言われるものがたくさん散りばめられております」と説明しました。「星形になっているのは長崎市の市章です。この星には平和への願いが込められていて、円状に80個の星が散りばめられていますが、これは被爆80年、終戦80年という節目の年を表しています。平和の象徴としてハトが飛んでいて、中央には平和記念像があります。一目で長崎だと分かる、気分が盛り上がります」
今回のALL-STAR GAMEでホスト役となる長崎ヴェルカの伊藤代表は、「ワクワクするのと同時に使命感が出てきました」と語ります。
「私は、B.LEAGUE1年目のALL-STAR GAMEでヘッドコーチをさせていただきました。そこから時が流れ、ここまでバスケが盛り上がっているのか、ALL-STAR GAMEもこういった形で開催されるのかという思いで本当にワクワクしています。長崎市もそうですし、長崎県内全体でバスケ熱はすごく熱いので、長崎一体となって盛り上げたい。これまでで一番盛り上がったと言っていただけるALL-STAR GAMEにしていきたいと思います」
会見の最後に、島田チェアマンは「ALL-STAR GAMEはお祭りです。3日間、お祭りを開催するようなイメージです」と言い、成功への意気込みをこう語りました。
「ヴェルカはB1にいて、ホーム&アウェーで人気チームが訪れますが、選手たちは真剣勝負に来ていて、街に繰り出すことはありません。ただこのALL-STAR GAMEは選手たちもすごく楽しみにしていて、選ばれることが名誉で、そこで地元の皆様と交流して楽しみたいと思っています。選手が普通に街を歩いていたり、レギュラーシーズンではありえない距離感で選手とファンが交流できる唯一の機会です」
「日本で55クラブあって、全国で皆様と一緒になって盛り上がって、地域活性化から日本を元気にしようとやっています。その中でもこのALL-STAR GAMEはビッグイベントですので、街を元気にするための本当に重要なものです。長崎市の皆様、ヴェルカと手を携えて、ここで開催して良かったと皆様に思っていただけるような大会にしていきたいと思います」