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B.MAGAZINE

8月19日B.LEAGUE理事会に関するメディアブリーフィング

2025.08.20

その他

 

■SCS推進チーム発足から3年、りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON Injury Report

 

8月19日(火)のB.LEAGUE理事会の後、メディアブリーフィングが行われました。


B.LEAGUEでは2022-23シーズンに、命を守る(Safety)、選手稼働の最大化(Condition)、パフォーマンスの向上(Strength)を目的としたSCS推進チームを発足させました。それから3シーズンが経過し、外傷・障害発生件数がシーズンを追うごとに減少していることが報告されました。

2023-24シーズンには、特に開幕後1カ月間の外国籍選手に日本人選手の約2倍のペースで外傷・傷害が起き、大きな課題として認識されました。これは来日の時期や来日時のコンディション等により、開幕時点でのコンディションが十分でない状態で公式戦の激しいプレーをすることが要因のひとつになりうると指摘されていました。これに対し、昨シーズンはSCS推進チームから各チームのGMやアスレティックトレーナーに「かなり執拗に」情報をシェアし、外国籍選手の来日を早める、来日前の段階でコンディションを高めるなどの対応をクラブごとに実施。その結果、10月末時点・1月末時点・シーズン終了時点の3つすべてで外国籍選手の外傷・傷害発生割合は減少しました。

人員配置を含めたチーム活動環境や、各チームでの取組の状況を受けてか、B1では2シーズン連続で外傷・傷害発生件数が減少し、発生割合も減少しています。一方で、B2では2023-24シーズンからりそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズンにかけて件数、割合ともに増えており、ここへの向き合いが課題となります。またケガの内容別に見ると大腿 下腿・肉ばなれ/筋断裂は増加しており、離脱期間の長いケガであることも含め、予防の優先順位を高く設定して対策を進めていきます。

SCS推進チームはデータ収集だけでなく、ケガの傾向を見極めて対策に繋げられるよう各チームと連携を取っています。現場で対応にあたる各チームのアスレティックトレーナーからも、自分たちの活動を助けるツールを提供する活動が喜ばれていると、SCS推進チーム事務局の数野真吾は語りました。「単純に数字を取るだけでなく、現場の課題にどんどん向き合い、様々な領域の専門家の力を借りて情報を出している実態は、B.LEAGUE全体に良い影響があると思っています」

メンタルヘルスケアにも注力しており、選手やチームスタッフへの啓蒙を行い、各クラブ内に担当者を選定するとともに外部専門家も配置し、年2回の定期チェックでメンタル不調があれば早期介入を行っています。今後は定期チェックを年3回へと増やすとともに、各クラブの担当者を支援するためのメンタルヘルスケア相談窓口を開設します。

また、B.PREMIERで始まるドラフトの規定が公開されました。これは過去の実行委員会と理事会において審議され、決議済みの規則や運用を、正式な規定として明文化したもの。これにより、9月1日よりB.LEAGUE志望届の提出が開始となるドラフト制度の安定的な運用が確立されます。

 

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