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B.MAGAZINE

【B1CS SF見どころ】横浜行きをかけた熱戦…宇都宮&三遠はホームの利を生かせるか

2025.05.16

B1チャンピオンシップ

CS準決勝は5月17日(土)からスタート【(C)B.LEAGUE】

 

 2戦先勝方式の「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25」は、いよいよ横浜アリーナへの切符をかけた戦いがスタートする。

 クォーターファイナルの4カードは全て2試合で決着がついた。勝ち上がったのは優勝経験のある3クラブと、初進出を果たした三遠ネオフェニックス。セミファイナルは出場順位1位の宇都宮ブレックスと同2位の三遠のホーム開催となり、宇都宮vs千葉ジェッツ、三遠vs琉球ゴールデンデンキングスの組み合わせに決定した。

 宇都宮はシーホース三河を退け、2021-22シーズン以来のセミファイナルへ。初戦は19点リードから2点差まで詰められたが、勝負どころで高島紳司が3本の長距離砲を沈める活躍。第2戦は第3クォーターを10失点に抑える堅守で勝利を手繰り寄せた。

 

ホームの大声援を受ける宇都宮【(C)B.LEAGUE】

 

 千葉JはGAME1を78-53、GAME2を92-65という衝撃的なスコアでアルバルク東京を連破。一人ひとりが役割を遂行した中、最も大きなインパクトを残したのは富樫勇樹だ。ベンチスタートだった背番号2は、第2戦の第2クォーターで5本中5本の3ポイントシュートを炸裂させて有明コロシアムを支配。千葉Jを3大会連続の準決勝へ導いた。

 両者は昨シーズンの準々決勝でも今回と同じ日環アリーナ栃木で激突。1年前はGAME3のダブルオーバータイムまでもつれた末に千葉Jに軍配が上がった。宇都宮としてはホーム一丸となって倒さなければいけない相手。富樫とクリストファー・スミスには「3ポイントだけは打たせない」という意識を持ってディフェンスを仕掛けたい。

 千葉JはA東京に快勝を収めたが、2試合で41本のオフェンスリバウンドを奪われたことは修正が必要。今シーズンの宇都宮戦では、いずれも10本以上のリバウンドを記録しているジョン・ムーニーを中心にゴール下の肉弾戦をものにしたい。

 2年連続でホーム開催権をつかんだ三遠は、群馬クレインサンダーズを振り切って初のクォーターファイナル突破。今シーズン限りでの引退を表明している大ベテラン・柏木真介の先発起用、GAME1の開始早々に一度しか使えないヘッドコーチチャレンジを請求した大野篤史ヘッドコーチの思い切った采配も光った。

 

ホームで群馬相手に2連勝した三遠【(C)B.LEAGUE】


 琉球は島根スサノオマジックとの同地区対決を制して浜松アリーナに乗り込む。島根戦では第3クォーターで引き離し、2試合連続で相手の得点を70点台に抑えた。平良彰吾、ケヴェ・アルマといったベンチメンバーも勢いを注入する働きを見せ、4年連続のファイナル進出へ前進した。

 

 素早い展開で常に先手を取りたい三遠、堅い守備と組織力で主導権を握りたい琉球の対決は、2つのマッチアップが運命を大きく左右するだろう。佐々木隆成vs小野寺祥太のガード対決と、デイビッド・ヌワバvsヴィック・ローによるオールラウンダー対決だ。

 

 佐々木は司令塔としてオフェンスの中心を担う存在。琉球が誇る“守備職人”小野寺に対しても抜群のスピードから得点、アシストを重ねることができるか。ヌワバとローは、今大会でも持ち前の万能さと勝負強さでチームをけん引。自らのプレーでファイナルへ導くのは果たしてどちらか。

 

文=小沼克年

■りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 セミファイナル試合日程

・三遠ネオフェニックスvs琉球ゴールデンキングス(@浜松アリーナ)

GAME1:5月17日(土)13時5分~ GAME2:5月17日(日)13時5分~ GAME3:5月19日(月)19時5分~
チケット情報はこちら

・宇都宮ブレックスvs千葉ジェッツ(@日環アリーナ栃木)

GAME1:5月17日(土)15時5分~ GAME2:5月18日(日)17時5分~ GAME3:5月19日(月)19時5分~
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