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B.MAGAZINE編集長・菜波が「B.LEAGUE AWARD SHOW 2024-25」をレポート

2025.06.03

見どころ・レポート

【(C)B.LEAGUE】
 

皆さん、こんにちは。B.MAGAZINE編集長の菜波です。私がプレゼンターとして登壇した「B.LEAGUE AWARD SHOW 2024-25」の模様をお届けします。

【(C)B.LEAGUE】
 

5月30日に渋谷ヒカリエで開催されたアワードは、島田慎二チェアマンの挨拶でスタート。最初はGAME3の末に「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」を制し、年間チャンピオンに輝いた宇都宮ブレックスが表彰されました。宇都宮はシーズン中にケビン・ブラスウェルHCの急逝という悲しいニュースがありながら、チーム一丸となって勝ち取った3度目のリーグ制覇。優勝が決まった瞬間、選手たちがブラスウェルHCの遺影に向かっていき、「勝ったよ」と報告する姿にはすごく感動しました。

【(C)B.LEAGUE】
 

その宇都宮を引っ張ったのが『レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)』の#25D.J・ニュービル選手。Bリーグ史上初となる2年連続2回目の受賞を果たしました。いざという時の存在感があって、レギュラーシーズンはもちろん、ファイナルでも大活躍でした。『チャンピオンシップ最優秀選手賞(MVP)』、『ファイナル賞』との“トリプル受賞”は圧巻の一言。

【(C)B.LEAGUE】
 

アワードで名前を呼ばれた時、驚きと喜びが混ざったような表情を見せていたのが印象的です。宇都宮の選手たちが立ち上がり、#25ニュービル選手を讃えていて、改めてチームとしてのまとまりを感じました。ビデオメッセージにあったように、試合での表情から一転、コート外では笑顔が多く、優勝時のシャンパンファイトでもチームを盛り上げていました。アワードでもその姿を見られて、コート内外でのギャップが素敵だなと感じました。
※『ファイナル賞』‥ファイナルで最も印象的なプレーをした選手に贈られる賞。

 
【(C)B.LEAGUE】
 

『ココロ、たぎる。賞』はレバンガ北海道と神戸ストークス。神戸は新アリーナ「GLION ARENA KOBE」に行ってこけら落とし試合を取材したので、特に思い入れがあります。(記事はこちら)試合終了残り4秒から劇的なプレーで4点ビハインドを追いつき、オーバータイムの末に勝利。記念すべき1日に勝利の女神が微笑んだのかなと思いました。あの試合を現地で観戦したので、ファイナルGAME3(宇都宮vs琉球)の最終盤はどこかで見たことがある展開だなと感じました。3本目のフリースローを外して琉球ゴールデンキングス#4ヴィック・ロー選手がリバウンドからシュートを放ちましたが、宇都宮#34グラント・ジェレット選手がブロックを成功させました。いろいろなものが重なって勝利につながるんだと改めて感じました。

 
【(C)B.LEAGUE】
 

千葉ジェッツ#5瀬川琉久選手が『レギュラーシーズン最優秀インプレッシブ選手(MIP)』を受賞しました。まだ18歳なのにレギュラーシーズン終盤から先発で起用され、あれだけの度胸を持ってプレーしていたのはすごいと思います。オフェンスに目がいきがちですが、ディフェンスでは「自分がやってやるんだ」という気持ちが伝わってくるアグレッシブなプレーを見せていました。今後に向けて期待しかないですね。将来は日本を率いるポイントガードになると思っていて、河村勇輝選手のようにB.LEAGUEから世界の舞台に羽ばたいてほしいです。

 
【(C)B.LEAGUE】
 

B1リーダーズの表彰では私にも出番が訪れました。皆さんの前に立ったらすごくドキドキで、独特な緊張感がありました。私はバスケットボール、B.LEAGUEが大好きなので、緊張の分だけ特別なものなのだと感じました。

【(C)B.LEAGUE】
 

あの舞台で堂々とスピーチできる選手たちのメンタルはすごいです。受賞選手には敬意を表したいです。

 
【(C)B.LEAGUE】
 

アシスト王に輝き、『レギュラーシーズン ベストファイブ』に選出された三遠ネオフェニックス#24佐々木隆成選手は琉球との「りそなグループ B.LEAGUE SEMIFINALS 2024-25」GAME2でケガをしてしまい、シーズンを終えました。GAME3に敗れ、#24佐々木選手が悔し涙を流していた時、アリーナから“隆成コール”が起こったのは感動的でした。

【(C)B.LEAGUE】
 

『新人賞』に輝いた琉球#18脇真大選手をはじめ、千葉J#5瀬川選手、宇都宮#7小川敦也選手など、今シーズンは若手の躍動が目立った印象ですね。

【(C)B.LEAGUE】
 

川崎ブレイブサンダース#7篠山竜青選手や群馬クレインサンダーズ#9辻直人選手が笑いを誘ったと思ったら、感動的な場面もあり、涙するファンの方も見られました。会場は温かい雰囲気に包まれていて、改めてB.LEAGUEは素晴らしいと感じました。今回は、観客の感情を描くエモーショナルな空間DX「emograf(エモグラフ)」によって会場の色が変わる演出があって、これまでとは異なるアワードでした。

 
【(C)B.LEAGUE】
 

今シーズンは長崎ヴェルカ、秋田ノーザンハピネッツ、信州ブレイブウォリアーズ、神戸のホームゲームに取材へ行き、プライベートでも多くの試合を観戦できました。各地のアリーナに出向き、それぞれの良さがあると感じました。イベントを体験したり、選手やファンの皆さんにインタビューしたりと、貴重な経験を積むことができました。

 
【(C)B.LEAGUE】
 

B.LEAGUE誕生から9シーズンが経過し、年々盛り上がっていると感じています。来シーズンはアルバルク東京の「TOYOTA ARENA TOKYO」、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの「IGアリーナ」といったアリーナが誕生することで、ますます熱気が高まるでしょう。皆さんにも現地観戦や中継を通じて、B.LEAGUEの楽しさを感じてほしいです。アワードをもってB.LEAGUEのシーズンは終わってしまいますが、宇都宮が出場する「バスケットボール チャンピオンズリーグ アジア(BCL Asia)」、若手選手とオーストラリアリーグ(NBL)選抜が対戦する「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL」など、オフシーズンにも様々な試合が行われるので、ぜひチェックしてみてください。今シーズンもありがとうございました!

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