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11月12日、B.LEAGUE理事会に関するメディアブリーフィング

2025.11.13

その他

11月11日(火)のB.LEAGUE理事会を受けて、11月12日(水)にメディアブリーフィングが行われました。
島田慎二チェアマンが日本バスケットボール協会(JBA)の会長に就任したこともあり、12日に開催されたJBA理事会後、初めてのB.LEAGUEとJBAの合同メディアブリーフィングとなりました。



今回のブリーフィングではまず、11月1週までの入場者状況が報告されました。B1の入場者数は平均4,920人で、昨シーズンの4,849人から順調に推移しています。千葉ジェッツが1万0,160人と1万人を超える入場者数を記録。また新アリーナとなった名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(9,275人)、アルバルク東京(8,470人)が順調な増加を見せています。一方で多くのクラブはアリーナの収容数の上限に近付いており、1年前から横ばいとなっています。

B2の入場者数は平均2,979人で、昨シーズンの入場者数(2,713人)を大きく上回っています。新アリーナとなった神戸ストークスが昨シーズンの2,937人から7,668人、改修後のアリーナを使用する福島ファイヤーボンズも昨シーズンの2,019人から4,250人と大幅増。また福井ブローウィンズは2,603人から4,062人、ライジングゼファー福岡は2,205人から3,449人、鹿児島レブナイズは2,583人から3,004人と平均入場者数を伸ばしています。

島田チェアマンは「引き続き成長していますが、B2の方が伸びしろがある。アリーナが大きくなったり、最短の2029年でのB.LEAGUE PREMIER入りを目指す福島や福岡が引っ張っている」とB2の入場者数の伸びを歓迎しました。



そして、今シーズンの11月よりレフェリーのマイク導入に向けた準備を開始することが発表されました。これは今年の1月、選手の発言を巡るトラブルがきっかけとなり、議論が進められてきたもの。「以前のようなトラブルが発生した際の調査に使用するだけではなく、レフェリー間のコミュニケーションの振り返りにも活用しレフェリーのスキルアップにもつなげていきたい」と、島田チェアマンは説明します。

11月から来年1月にかけてデモ着用に向けた準備を行い、1月以降にプロレフェリーの担当試合で運用を開始。5月のポストシーズンからは全試合でマイクが導入される計画です。レフェリーがマイクを着用することで不適切な発言や挑発がすべてチェックできるわけではありませんが、島田チェアマンは「抑止力になる」とその意義を語りました。



また、B.LEAGUEが取り組むメンタルヘルスケアについても報告がありました。アスリートは不安やうつ病の発症率が高いことを受け、B.LEAGUEではIOCが開発した評価ツールを用い、選手とスタッフを対象に年3回行うことが決定しています。(昨シーズンまでは年2回実施)今年の8月から9月にかけて行われた今シーズン1回目の結果が発表されました。 昨年同時期と比較して選手・スタッフともに大きく悪化している実態は認められませんでしたが、今後も継続して超過状況、超過割合に注視していくとのこと。

外傷・障害発生状況についても、10月分の報告がありました。10月の外傷・障害発生件数は86件で、昨年同時期の80件から7.5%増加していますが、今シーズンからクラブ数が2つ増えた分を補正すると2.1%の増加となります。

過去のレポートより、シーズン開幕から間もない時期の外国籍選手の外傷・障害発生割合の高さが課題となっています。10月の外国籍選手の外傷・障害発生は昨年より微増となったものの、2年前の25.83%から大きく減り、その水準を保っていることで、必ずしも悲観的な結果ではないと見ています。

しかし、11月に入ってすでに外国籍選手で8件のインジュアリーリスト公示がされています。島田チェアマンはこのことを挙げ、「11月の頭に一気にこういった選手が増えたことで、ファンの皆さまもケガが多い印象が強いと思います。今回発表した数字は10月のものですが、引き続き注視していきます」と警戒を強めました。

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