【EASL】2月11日(水)はEASLグループリーグ最終戦、ファイナルズ進出と首位通過を争う重要な3試合
2月11日、東アジアスーパーリーグ(EASL)に出場しているB.LEAGUE勢の3チームは、マカオでのEASLファイナルズ進出を懸けたグループリーグ最終戦を戦う。宇都宮ブレックスはホームのブレックスアリーナで台北富邦ブレーブスと19時00分から対戦。アルバルク東京はモンゴルへと遠征してザック・ブロンコスと20時00分(現地時間19時00分)から対戦する。そして琉球ゴールデンキングスがフィリピンに乗り込むメラルコ・ボルツ戦は20時30分(現地時間19時30分)にティップオフを迎える。

宇都宮はここまで3勝2敗、すでに4勝2敗で全日程を終えてソウルSKナイツに次ぐ2位に付けている。対する富邦は2勝3敗の3位で、このグループ最終戦がファイナルズ進出を懸けた直接対決となった。富邦は勝てば宇都宮と3勝3敗で並び、直接対決の結果により2位でのグループ突破となる。宇都宮は負ければグループ敗退となる一方で、勝てば4勝2敗でSKナイツに並び、得失点差によりグループAを首位通過が決まる。
両チームは10月8日の開幕戦で対戦し、この時はホームの富邦がオーバータイムにもつれる激闘を制した。宇都宮はD.J・ニュービルが32得点、アイザック・フォトゥが27得点、比江島慎が16得点、ギャビン・エドワーズが15得点を挙げ、この4人で20アシストを記録したものの、他の選手の得点やアシストが伸び悩み、延長で失速した。

この時に比べればチーム状態は大きく向上している。EASL開幕戦では試合直前にグラント・ジェレットが右足のケガを負ってインジュアリーリスト入りし、ローテーションに大きな穴が開いたままの戦いを強いられた。そのジェレットは12月に復帰するとEASLでもB.LEAGUEでも攻守の要となり、今も好調を維持している。また、シーズン序盤はケガをしていた小川敦也も復帰し、今ではチームの新たな中心となりつつある。
先週のグループ第5戦は敵地で香港イースタンと対戦。相手のトランジションとオフェンスリバウンドに苦戦したものの、終盤に勝負強さを発揮して89-86で競り勝った。この試合でもジェレットは攻守に大活躍。彼の好調がチームに勢いをもたらしている。
先週末のB.LEAGUEでは長崎ヴェルカに1勝1敗。試合が土日ではなく金曜と土曜に行われたため、コンディションを整える余裕もある。ホームで富邦にリベンジを果たし、グループ首位通過を決めたい。

A東京は2月4日のニュータイペイ・キングス戦に快勝し、この時点で4勝1敗でグループ突破を決めた。最終戦の相手となるモンゴルのザック・ブロンコスは、この試合に勝てば4勝2敗でA東京と並び、直接対決の結果でグループ1位となるが、負ければグループ敗退が決まるとあって、必勝態勢でこの一戦に臨むだろう。
EASL初出場のザック・ブロンコスは、開幕戦でA東京に勝利したのを皮切りに3連勝スタートを切ったものの、その後は2連敗と勢いを失っている。A東京はホームでの開幕戦で黒星を喫したが、そこから4連勝と持ち直した。開幕前からケガ人が続出し、ロスターを固定できない状況はいまだ続いているが、その中で勝ちを拾う戦い方を身に着けている。先週のニュータイペイ・キングス戦でも、試合中に攻守を修正するチームバスケの遂行力の高さで相手を上回った。
先週末のB.LEAGUEでは敵地で千葉ジェッツ相手に1勝1敗。いまだ先発ポイントガードのテーブス海をケガで欠いてベストメンバーは組めないが、小酒部泰暉がプレーメークの面で大きな成長を見せており、ケガ人を言い訳にすることなく戦い方のバリエーションを増やし、結果を出している。

開幕戦で敗れた相手との敵地でのリターンマッチ。しかもザック・ブロンコスは負ければ敗退という背水の陣で、簡単な試合にはならないだろう。それでもA東京はこの最終戦に勝てば5勝1敗となり、グループ首位通過だけでなくマカオでのファイナルズでシード枠が確定し、準決勝から戦うアドバンテージを得られる。
ファイナルズでの試合数が3から2になれば、コンディション管理の面も、準々決勝で対戦相手のバスケを見極められるスカウティングの面でも大きく優位に立てる。ファイナルズ進出を決めた今、A東京は優勝を見据える段階へ入った。

琉球ゴールデンキングスは開幕戦を落とした後は4連勝と盛り返し、グループBの首位に立つが、いまだグループ突破が決まったわけではない。最終戦の相手はフィリピンのメラルコ・ボルツ。勝てば5勝1敗で文句なしのグループ首位通過、ファイナルズでもシード権を獲得し、準々決勝を戦うことなく準決勝へと駒を進めることができる。
負けた場合は琉球とメラルコ・ボルツ、すでに全日程を終えた桃園パウイアン・パイロッツが3勝2敗で並ぶことに。この場合は当該チーム同士の対戦での得失点差で順位が決まり、負けても5点差以内の負けであれば2位でグループ通過は果たせるが、優勝を目指す琉球としてはここで勝ち、ファイナルズ準決勝進出を決めたいところだ。

2月4日にはホームで桃園に最大15点ビハインドを覆す逆転勝利を収め、開幕戦で敗れたリベンジを果たした。週末のB.LEAGUEでも川崎ブレイブサンダースに2連勝。桶谷大ヘッドコーチが男子日本代表のヘッドコーチを兼任することが発表され、慌ただしい1週間となったが、チームは集中を切らすことなく勝利を重ねている。
2月8日の川崎との第2戦は、相手に主導権を握られる時間帯もあったが、琉球らしいディフェンスとリバウンドの強度で要所を締めた。この1カ月は先発の入れ替えも含めたローテーションの変更を行い、それが刺激となって一時期は低調だったチームは上向きに転じている。
3月18日から22日にマカオで開催されるEASLファイナルズに向け、各チームがそれぞれに残された可能性に挑むグループリーグ最終戦。東アジア各地での熱戦に期待したい。

