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B.LEAGUE10周年記念企画|現役選手が選ぶ! B.LEAGUE“オールタイムベストプレーヤー”【前編】

2026.04.24

その他

B.LEAGUE開幕10シーズン目を記念し、現役B1選手たちを対象に大規模アンケートを実施。「過去9シーズンを通して、あなたが思う最高の選手は誰ですか?」という究極の問いに、コートでしのぎを削るライバルたちは誰の名前を挙げたのか。現役選手たちのリアルな声から見えてくる、B.LEAGUEの「オールタイムベストプレーヤー」に迫る。
アンケートはりそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズン開幕時に回答したものです。

トッププレーヤーズ|TOP PLAYERS(20位~11位)

まずは得票数上位20位から11位の選手を一気に紹介。現役選手からの投票を集計した結果、いずれ劣らぬ名手たちの名前が並ぶ結果となった。
 

【(C)B.LEAGUE】
 

19位タイ:安藤誓哉(3票)

 

・経歴
ハリファックス・レインメン(カナダ/2014-15)> メラルコ・ボルツ(フィリピン/2015)> 栃木(2015-16)> 秋田(2016-17)> A東京(2017-21)> 島根(2021-25)> 横浜BC(2025-現在)

・主な投票者
中村拓人(群馬)、津山尚大(川崎)、アレックス・カーク(琉球)

・投票した選手のコメント
津山尚大(川崎):「ウィニングメンタリティを持っているから!」

19位タイ:今村佳太(3票)

 

・経歴
新潟(2017-20)> 琉球(2020-24)> 名古屋D(2024-現在)

・主な投票者
ダバンテ・ガードナー(三河)、若野瑛太(名古屋D)、鎌田真(名古屋D)

・投票した選手のコメント
若野瑛太(名古屋D):「僕の目標としている選手で、間近でプレーを見て1番衝撃的な選手だったから」

19位タイ:ヴィック・ロー(3票)

 

・経歴(国内)
千葉J(2022-23)> 琉球(2023-現在)

・主な投票者
今村佳太(名古屋D)、ラシードファラーズ(京都)、佐取龍之介(琉球)

・投票した選手のコメント
今村佳太(名古屋D):「理不尽なプレーをするので」
 

15位タイ:ダバンテ・ガードナー(4票)

 

・経歴(国内)
西宮(2015-16)> 新潟(2016-19)> 三河(2019-現在)

・主な投票者
平寿哉(三河)、西田公陽(三河)

・投票した選手のコメント
平寿哉(三河):「止める方法無し」

15位タイ:ペリン・ビュフォード(4票)

 

・経歴(国内)
島根(2020-24)> 信州(2024-25)

・主な投票者
岡島和真(仙台)、駒沢颯(茨城)、アイザイア・マーフィー(名古屋D)

・投票した選手のコメント
岡島和真(仙台):「昨シーズン、対戦したときにビュフォード選手に圧倒されたから」

15位タイ:ドウェイン・エバンス(4票)

・経歴(国内)
琉球(2020-22)> 広島(2022-現在)

・主な投票者
渡部琉(広島)、コフィ・コーバーン(広島)、ニックメイヨ(広島)、佐土原遼(琉球)

・投票した選手のコメント
渡部琉(広島):「尊敬しているので!」

19位タイから15位タイにかけては、ほとんどが現在もB.LEAGUEでプレーする選手が並ぶこととなった。チームメートや元チームメートからの投票が中心となっており、身近でプレーするからこそ感じる偉大さがあるとがうかがわれる。そんななか現在レバノンでプレーするペリン・ビュフォードは、ほとんどが対戦相手からの投票に。B1のみならず、B2でも圧倒的なプレーを見せ、多くの選手に強い印象を残したようだ。

【(C)B.LEAGUE】
 

12位タイ:ジョシュ・ホーキンソン(5票)

 

・経歴(国内)
FE名古屋(2017-20)> 信州(2020-23)> SR渋谷(2023-現在)

・主な投票者
ジョン・ハーラー(北海道)、ジャワラジョゼフ(越谷)、ドンテ・グランタム(SR渋谷)、狩野富成(SR渋谷)

・投票した選手のコメント
ドンテ・グランタム(SR渋谷):「Versatile(万能)」
狩野富成(SR渋谷):「うまい」

12位タイ:柏木真介(5票)

 

・経歴
日立(2004-06)> 三河(2006-17)> 名古屋D(2017-18)> 新潟(2018-20)> 三河(2020-24)> 三遠(2024-25)

・主な投票者
大浦颯太(三遠)、津屋一球(三遠)、長野誠史(三河)、中東泰斗(名古屋D)、中村太地(島根)

・投票した選手のコメント
大浦颯太(三遠):「レジェンドであり長年日本を引っ張っていたから。あと、昔襟足がマントみたいに長かったから」

津屋一球(三遠):「これまでのキャリアすべてを知っているわけではないが、1シーズン一緒にやった上で年齢を感じさせないフィジカルやメンタルすべてにおいてリスペクトするしかないと思わされた」

12位タイ:金丸晃輔(5票)

 

・経歴
パナソニック(2013-21)> 三河(2013-21)> 島根(2021-22)> 三遠(2022-24)> 佐賀(2024-現在)

・主な投票者
淺野ケニー(群馬)、細川一輝(群馬)、安藤周人(A東京)、阿部諒(佐賀)

・投票した選手のコメント
細川一輝(群馬):「No.1シューターだからです」
 

12位タイ:ライアン・ロシター(5票)

 

・経歴(国内)
宇都宮(2013-21)> A東京(2021-現在)

・主な投票者
ケビン・ジョーンズ(北海道)、ヤニー・ウェッツェル(秋田)、吉井裕鷹(三遠)、岡本飛龍(島根)

・投票した選手のコメント
ヤニー・ウェッツェル(秋田):「ライアンはボールをよくシェアし、常に正しいプレーを選択でき、そして何でもこなすことができる」
吉井裕鷹(三遠):「プロフェッショナル」

11位:ニック・ケイ(7票)

 

・経歴(国内)
島根(2021-現在)

・主な投票者
島谷怜(北海道)、谷口大智(島根)、野本建吾(川崎)、岡田雄三(富山)、岡田侑大(島根)、北川弘(島根)、白濱僚祐(島根)

・投票した選手のコメント
野本建吾(川崎):「全てのプレーがハイレベル!!リバウンド、パス、スクリーン、シュート、などほんとに全部ハイレベル!」

 

12位タイには日本代表経験者の4選手が名を連ねた。昨シーズン限りで現役生活を終えた柏木真介には、元チームメートからリスペクトと愛あるいじりコメントも届くことに。MVP受賞経験もある金丸晃輔に、同じシューターである細川一輝や安藤周人が投票している点も印象的だ。また、11位にランクインしたニック・ケイは2021年夏の加入から昨シーズンまでにかけて、代表活動の影響で欠場した2試合を除き、島根スサノオマジックの全235試合中233試合に出場した鉄人。チームメートからの投票はもちろん、野本建吾からはそのオールラウンドなプレーに対して熱量のあるコメントが届いている。

セカンドチーム|SECOND TEAM(10位~6位)

 

続いて紹介するのは歴史に名を刻むトップ10の面々。まずは10位から6位にランクインした選手たちで構成される、オールタイムB.LEAGUEチームの「セカンドチーム」を1名ずつ紹介する。
 

【(C)B.LEAGUE】
 

10位:ジェフ・ギブス(8票)

 

・経歴(国内)
トヨタ自動車(2010-16)> 宇都宮(2016-21)> 長崎(2021-23)> SR渋谷(2023-24)> 越谷(2024-25)

・主な投票者
カイ・ソット(越谷)、菅原佳依(越谷)、喜多川修平(越谷)、須田侑太郎(三河)、介川アンソニー翔(島根)、狩俣昌也(長崎)、ウィタカ ケンタ(琉球)

・投票した選手のコメント
狩俣昌也(長崎):「所属チームを優勝、昇格へと導いている。」

2010年にトヨタ自動車アルバルク(現A東京)で日本でのキャリアをスタートさせたギブス。B.LEAGUE開幕のタイミングで栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)に移籍すると、主力選手として年間優勝に貢献した。2021年に加入した長崎ヴェルカでは、初代キャプテンとしてチームをB3からB2、B2からB1への昇格に導いた。当時のチームメートである狩俣昌也(長崎)からの投票がある点からも、当時のチームにおける存在感の大きさがうかがえる。

身長188センチとインサイドの選手としては小柄ながら、鍛え抜かれたフィジカルで2メートル越えの選手と互角に渡り合い、44歳で迎えたラストシーズンにおいても年齢を感じさせないプレーぶりを披露。誇張なく「衰え知らず」のまま現役生活にピリオドを打った。

2025-2026シーズン(※)1月に千葉ジェッツ選手契約を結び、現役に復帰。2月福島ファイヤーボンズに移籍し、短期契約を終了した。その後、越谷アルファーズでサポートコーチを務めている。

【(C)B.LEAGUE】
 

8位タイ:齋藤拓実(9票)

 

・経歴
A東京(2017-19)> 滋賀(2019-20)> 名古屋D(2020-現在)

・主な投票者
水野幹太(川崎)、伊藤治輝(FE名古屋)、加藤嵩都(名古屋D)、小澤飛悠(名古屋D)、川嶋勇人(京都)、髙橋快成(大阪)、坂本聖芽(大阪)

・投票した選手のコメント
伊藤治輝(FE名古屋):「みている人をワクワクさせるようなプレーをする」
加藤嵩都(名古屋D):「見てきたガードの中で1番優れている」
川嶋勇人(京都):「ファンです」

桐光学園高校、明治大学を経て2017年にA東京に加入し、滋賀レイクスターズ(現滋賀レイクス)に移籍した2019-20シーズンにブレイク。2020-21シーズンからは名古屋ダイヤモンドドルフィンズを司令塔としてけん引しており、2023-24シーズンにはレギュラーシーズンセカンドチームに選出された。

小柄な体格を活かしたスピードとクイックネスを武器に、得点とアシストを量産する齋藤。華やかなプレースタイルは観客のみならず現役選手をも惹きつけ、今回の投票では川嶋勇人も「ファンです」というコメントともに投票。また、桐光学園の後輩にあたる伊藤治輝や年下のチームメートからも投票されていることからも、先輩として尊敬を集めていることが容易に想像できる。

【(C)B.LEAGUE】
 

8位タイ:田臥勇太(9票)

 

・経歴
トヨタ自動車(2002-03)> ロングビーチ・ジャム(アメリカ/2003-04)> フェニックス・サンズ(アメリカNBA/2004)> ロングビーチ・ジャム(アメリカ/2004-05)> ロサンゼルス・クリッパーズ(アメリカNBA/2005)> アルバカーキ・サンダーバーズ(アメリカNBADL/2005-06)> ベーカーズフィールド・ジャム(アメリカNBADL/2006-07)> アナハイム・アーセナル(アメリカNBADL/2007-08)> 宇都宮(2008-現在)

・主な投票者
平尾充庸(茨城)、青木ブレイク(宇都宮)、渡邉裕規(宇都宮)、石川裕大(宇都宮)、星川開聖(宇都宮)、笹山貴哉(FE名古屋)

・投票した選手のコメント
青木ブレイク(宇都宮):「日本人初のNBA選手。日本のプロリーグでもたくさんの優勝を経験しているから。仲良しだから」
渡邉裕規(宇都宮):「日本人初のNBA選手、B.LEAGUE初代チャンピオンにチームを導いたという、歴史上2つのことを成し遂げたストーリーは、今後どんなにすごい人が出てきても歴史上変わらない不動の事実だから」
石川裕大(宇都宮):「B.LEAGUE初代の優勝および、その後も2回の優勝をキャプテンとしてチームを導き、経験の高さを日頃の練習等で接していても感じるから」

学生時代から世代トップの選手として社会現象と呼べるほどの注目を集め、トヨタ自動車ではJBLスーパーリーグのルーキーオブザイヤーを受賞。その後は海外挑戦に乗り出し、2004年にフェニックス・サンズとの契約を勝ち取ったことで日本人初のNBAプレーヤーとなった。

2008年にリンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)で国内復帰を果たして以降、2025-26シーズンで在籍18シーズン目。B.LEAGUEが開幕した2016-17シーズン時点で35歳とベテランの域に達していたが、キャプテンとしてチームをB.LEAGUE初代王者に導いた。これらの功績が日本のバスケットプレーヤーに与えた影響は極めて大きく、今回の投票においては特にチームメートからの熱い支持を集めた。

【(C)B.LEAGUE】
 

7位:ディアンテ・ギャレット(10票)

 

・経歴(国内)
A東京(2016-17)

・主な投票者
内藤耀悠(北海道)、中山拓哉(秋田)、辻直人(群馬)、山内盛久(SR渋谷)、田中晴瑛(富山)、晴山ケビン(広島)、岸本隆一(琉球)

・投票した選手のコメント
山内盛久(SR渋谷):「今では当たり前になりつつありますが、元NBA選手として注目が集まる中、想像以上のスキルの高いプレーを見せてくれた。特にオフェンスの時にボールを持つと何をするのかなと敵ながらワクワクしたのを覚えてる」
晴山ケビン(広島):「元NBA選手だし、こんな人がくるの!と思った」

NBAのサンズやユタ・ジャズでのプレー経験を持つギャレットは、A東京の一員としてB.LEAGUE開幕のシーズンに参戦。当時は外国籍選手枠をインサイドで活用するチームが多いなか、27歳と若く、高い得点能力と華麗なハンドリングを武器とするポイントガードのギャレットは異彩を放つ存在だった。 A東京以降はヨーロッパを中心にプレーを続け、2024年12月に現役生活を終えた。

1シーズン限りで日本を離れたがインパクトは抜群で、2016-17シーズンのオールスターでは外国籍選手の中で得票数1位を獲得するなどファンを魅了。ギャレットのプレーは選手たちにも強い印象を与えたようで、今回の得票は当時対戦相手としてプレーした選手たちからのものが中心となっている。

【(C)B.LEAGUE】
 

6位:岸本隆一(11票)

 

・経歴
琉球(2013-現在)

・主な投票者
遠藤祐亮(宇都宮)、植松義也(大阪)、荒川颯(琉球)、崎濱秀斗(琉球)、脇真大(琉球)、小野寺 祥太(琉球)、ジャック・クーリー(琉球)、平良彰吾(琉球)、平良宗龍(岩手)

・投票した選手のコメント
遠藤祐亮(宇都宮):「大学の先輩で仲良しだから。頑張っているから」
植松義也(大阪):「勝負強さ」

沖縄県出身の岸本は、沖縄県立北中城高校から大東文化大学を経て2013年に加入して以来、琉球ゴールデンキングス一筋を貫くワンクラブマン。bjリーグ時代は新人王やプレーオフ最優秀選手といった個人賞に加え、2度のリーグ優勝も経験。B.LEAGUE開幕後も主力選手として活躍を続け、2022-23シーズンの年間優勝に大きく貢献した。

高精度の3Pシュートを軸とした得点能力の高さが武器で、35歳で迎えた2025-26シーズンもキャリアハイペースで得点を量産中。今回の投票では琉球のチームメートから圧倒的な支持を集め、大学時代の1学年先輩にあたる遠藤祐亮からも「頑張っているから」と労いの言葉とともに票が寄せられた。

 セカンドチームもそうそうたるメンバーとなるなか、彼らを上回る評価を得たのは一体誰なのか。注目のオールタイムB.LEAGUEチーム5位から1位「ファーストチーム」の面々の紹介は後編で。

※2024-25…りそなグループ B.LEAGUE 2024-25
2025-26…りそなグループ B.LEAGUE 2025-26

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