「感動立国Bizカンファレンス」現地視察ツアーレポート

りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKIの期間中、出島メッセ長崎で「感動立国Bizカンファレンス」が行われ、カンファレンスの参加者は翌日の1月17日に現地視察ツアーを行いました。
りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKIは、ハピネスアリーナでのオールスターゲームが中心ですが、長崎駅前広場でのブース出展、出島メッセ長崎でのブース出展、商店街まちなか回遊事業など、まち全体でオールスターを盛り上げる取り組みが行われていました。「感動立国Bizカンファレンス」に集まった各クラブ関係者や全国から集まった自治体関係者が、現地見学していただくことを通じて、アリーナを核としたまちづくりの具体像や展開可能性を体感いただくことが狙いです。
冒頭で挨拶したB.LEAGUEの島田慎二チェアマンは「スポーツが持つ力を可視化したい。地域における存在価値の解像度をもっと上げていきたい」と、その狙いを語りました。さらに、「ここで得られたヒントを各地に持ち帰っていただいて、皆さんがスポーツを使って地域を活性化する一助になれば」と付け加えました。
今回のオールスターは企画から実施まで、長崎市との密接な結び付きの下に進められました。B.LEAGUEの佐野正昭専務理事は、「以前は地域にお祭りがあって、そこで地域に根差したワクワクした記憶を作っていました。それがどんどん薄れていく中で、我々は地域の方々と一緒にお祭りを作っていく。そうすることで地域のシビックプライドを喚起したい」と、その狙いを説明します。
「今回の長崎のオールスターには、5割から6割は県外の方にお越しいただいていますが、逆に言うと4割から5割が県内の方です。北海道から沖縄まで日本全国各地から様々な方がいらっしゃる中で、長崎の皆さんと一堂に会する。フィリピンや韓国、台湾からも多くの方がいらしています。また外国籍選手も長崎市内のいろいろなイベント、たとえばお茶屋さんへ行ったり武道体験をしたり、それを彼らがSNSで魅力を伝えることをやっています」
「今回のオールスターの特徴は、アリーナを中心とするスタジアムシティから、ここ駅前の出島メッセ長崎、かもめ広場でイベントを行います。さらに市民の方々の日常である浜町アーケードでもアートやいろいろな出し物があり、このまち全体でイベントをやらせていただいております。オールスターでできたお祭りをレガシーとして地域に残していきたい。それは来年の愛知、再来年の神戸、そしてその先を回りながら、皆さんと一緒に地域創生の取り組みをさせていただきたいと思っています」
こうした考え方や狙いを、言葉だけでなく「体感」として共有してもらうために実施されたのが、今回の現地視察ツアーでした。
現地視察ツアーは出島メッセ長崎でのオリエンテーションからスタート。ここから長崎駅前広場まで移動する際に、Bクラブのマスコットが大集合する「マスコット大行進」が重なり、朝から多くのファンでにぎわう様子を参加者は目の当たりにしました。
長崎駅前広場ではパブリックビューイングやフリースロー体験、龍踊体験が行われており、さらに駅構内も含めて大型フラッグやバナーがまちをオールスター仕様に変えていました。このシティドレッシングは、長崎を訪れた人が最初にオールスターの雰囲気に触れるだけでなく、B.LEAGUEを知らない地元の人たちがオールスターを知る機会として大きなインパクトがありました。
その後、参加者はバス3台に分乗して、商店街まちなか回遊事業を視察しました。昔から長崎の賑わいの中心部となっている浜町アーケードを舞台に、出場全選手のサイン入りユニフォームが展示され、オールスターのオフィシャルショップを始め様々なブースが出店しており、パブリックビューイングも行われました。
また、商店街の店舗が参加するスタンプラリーも実施され、参加者は実際にスマホを使ったスタンプラリーを体験。浜町アーケードの一角に描かれたオールスターの巨大な壁画は、フォトスポットとして大人気となっており、オールスターが終わってもこの場所に残され、大会のレガシーとなります。
バスで出島メッセに戻った後には名刺交換会が行われ、りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR FES 2026を視察しました。アリーナに加えて、長崎駅直結の出島メッセ長崎でのB.LEAGUE ALL-STAR FES 2026が大きな盛り上がりを生み出しました。この会場のステージでは出場選手のトークショーを始め多彩なパフォーマンスが行われ、パートナー関連ブースでは武道体験やバスケ体験ができ、観光やグルメなど長崎の魅力を発信する多くのブースも出店していました。ここでは3日間の入場者数が33,745人となり、オールスター本戦の会場となるハピネスアリーナを上回る人々が訪れたことで、大きな賑わいを作り出しました。
B.LEAGUEのオールスターゲームは地域創生と革新性の2つのコンセプトで、地域からバスケで日本を元気に、笑顔にしていくこと、そして直接的に深く革新的な表現でバスケットボールの楽しさを伝えていくことをテーマに、毎年開催されるバスケットボールの祭典です。
このツアーでは、まち全体を会場として「B.LEAGUE×行政×民間企業」で多くの人を巻き込む事例を、実地の動線設計とともに参加者が体験しました。まさに島田チェアマンが冒頭で語った「スポーツが持つ力を可視化したい。地域における存在価値の解像度をもっと上げていきたい」という言葉通りの内容となりました。

全国から集まった参加者は、その意義を学ぶとともに盛り上がりを目の当たりにして、それぞれの地域に戻っていきました。今回蒔いた種は、いずれそれぞれの地域で花を咲かせ、「地域創生リーグ」を目指すB.LEAGUEのビジョンを形にしていくはずです。
