琉球が宇都宮に逆転勝利し逆王手…ベンチメンバーも躍動し決着は第3戦へ
5月25日、Bリーグの年間王者を決める「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」GAME2が横浜リーナで開催され、琉球ゴールデンキングス(西地区1位)が87-75で宇都宮ブレックス(東地区1位)に勝利。シリーズ1勝1敗のタイとなり、優勝の行方は第3戦にもつれることになった。
両チームとも第1戦と同じスターターで幕を開けた第2戦は、双方の強みを打ち出す激しい展開。宇都宮がペースを握りかけたかと思われたところで、琉球は小野寺祥太の3ポイントなどでつなぎ、同残り15秒に平良彰吾の3ポイントで逆転。琉球1点リードで最初の10分を終えた。
第2クォーターは互いにターンオーバーもありスコアが動かない立ち上がりとなったなか、琉球のターンオーバーが目立ち、宇都宮が一気に突き放しにかかる展開。残り4分には小川敦也が3ポイントを決め、一時14点差までその差が広がった。それでも、琉球は同終了間際に荒川颯が反撃の3ポイントを決め8点差で前半終了。
すると、タイムアウト明けの第3クォーターは、ヴィック・ローの3ポイントで先手をとった琉球が、小野寺祥太とジャック・クーリーの連続カッティングに、松脇圭志も3ポイントを決めて猛追。同残り2分40秒にはローの同点ダンクシュートで追いつき、再びクロスゲームに持ち込んだ。
勝負の第4クォーターは、遠藤祐亮の3ポイントで宇都宮が先手をとったものの、荒川が立て続けに3ポイントを決め一気に琉球が主導権を奪取。脇真大やローも加勢した琉球が、最後は12点差をつける快勝で逆王手をかけた。
速報値の個人スタッツでは、ローが19得点、荒川が13得点、ジャック・クーリーが13得点10リバウンド、脇が12得点と、琉球の4選手が2桁得点を記録。宇都宮はエースのD.J・ニュービルがゲームハイとなる21得点を挙げたが、後半に勢い付いた琉球に押し込まれた。
注目の第3戦は中1日で27日19時5分から、横浜アリーナで行われる。
■試合結果
宇都宮 75-87 琉球
宇都宮|20|23|21|11|=75
琉 球|21|14|28|24|=87