川崎ブレイブサンダースは6月9日、ドゥシャン・リスティッチと2025－26シーズンの選手契約を締結したことを発表した。

　現在29歳のリスティッチは、213センチ111キロのセンター。アリゾナ大学卒業後、母国セルビアをはじめ、カザフスタン、イタリア、ロシア、スペイン、トルコ、フランスのチームを渡り歩いた。世代別を含めたセルビア代表経験を持ち、チームが準優勝を果たした「FIBAバスケットボール ワールドカップ 2023」では8試合中5試合に出場し、1試合平均8.7分のプレータイムで同5.4得点3.0リバウンドを記録。直近では「FIBAユーロバスケット2025 予選」の4試合で同5.3得点2.8リバウンドをマークした。

　クラブはリスティッチについて「サイズとシュート力を兼ね備えたビッグマンです。アリゾナ大学を卒業後は母国セルビアやトルコ、スペイン1部リーグなどヨーロッパ諸国でプレー。2024-25シーズンはフランス1部リーグ シャロン/ソーヌでリーグ戦全30試合に出場し、平均23分出場、12.7得点、3Pシュートの成功率50%の活躍でプレーオフ進出に貢献しました。身長213cm、ウイングスパン220cmを活かしたインサイドプレーと多彩なフィニッシュも魅力の選手です。バスケットIQが高く、ネノヘッドコーチの求めるバスケットボールに順応し勝利に貢献してくれることを期待しています」と説明した。

　また、同選手は「長い歴史と豊かな伝統を持つクラブに加入できることは本当に光栄なことですし、とても興奮しています。そして、日本のBリーグでプレーする機会を得られたことにも感謝しています。川崎に到着し、ホームゲームでファンの皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。このシーズンが、川崎を応援するすべてのサンダースファミリーの皆さんとスタッフの皆さんにとって、素晴らしい成功と幸せに満ちたものになりますように」とコメントした。

　なお、川崎は9日時点で篠山竜青、米須玲音、山内ジャヘル琉人、飯田遼、長谷川技、ロスコ・アレン、ネノ・ギンズブルグヘッドコーチとの契約継続、野本建吾、津山尚大、伊久江ロイ英輝、水野幹太の加入を発表している。