レバンガ北海道の富永啓生が入団会見…BリーグからNBAへ「どの道を選ぶのが一番いいか考えた結果」
6月9日、B1レバンガ北海道は2025-26シーズンより同チームでプレーする富永啓生の入団記者会見を行った。
スーツにネクタイを絞め会見場に現れた富永は、ゼネラルマネージャーの桜井良太氏とともに登壇した。会見は桜井GMの挨拶から始まり「富永選手にとって今回の決断は決して簡単なものではなかったが、彼(富永)の夢であり、希望、目標あるNBAでプレーを目指す一歩として、レバンガを選択してくれたことを大変うれしく思います」と今の思いを語った。
富永は北海道を選んだ理由について「小川(嶺)オーナーや折茂(武彦)社長をはじめ、沢山の方々の熱烈なオファーが入団を決定づけるきっかけで、感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を伝え、「日本代表として(北海道の本拠地)きたえーるで試合した際、熱いファンが応援してくれて楽しく思えるアリーナだったので、レバンガ北海道の選手としてこのアリーナで活躍したいと思った」と入団を決めた経緯を語った。
NBAを目指す富永にとってBリーグの舞台、そして北海道を選んだ理由については「自分のバスケットボールキャリアを見た時にNBA選手になるというのは変わっていないが、その中でどの道を選ぶのが一番いいか考えた結果、Bリーグはレベルも上がり盛り上がっているので、Bリーグで活躍することがキャリアのレベルアップにもつながると思った」と答え、来シーズンからトーステン・ロイブルHCが就任することについても「U18日本代表や3X3日本代表でも指揮をしてもらった恩師で、お互い信頼関係があるコーチとプレーできることは、入団するきっかけになった」と語った。
Bリーグ初挑戦となる富永は「オフェンスの部分は評価されていると思う。それ以外のディフェンスやフィジカル、プレーメークなど成長できる部分が沢山ある。ロイブルHCは自分の強み弱みを理解してくれているので、より成長させてくれると思う」と北海道の地でさらなる成長を目指している。
記者会見の最後には、背番号30のユニフォームを披露され、北海道という環境も気に入ったという富永は「北からバスケットを盛り上げたい」と新たな環境で活躍を誓った。強豪が揃う東地区でチームを上位浮上させチャンピオンシップに導く活躍を見せられるか、富永の新章が始まる。