佐賀が長崎退団のタナー・グローヴスを獲得…昨季途中にB1参戦した米出身ビッグマン

　B1の佐賀バルーナーズは6月16日、長崎ヴェルカとの契約満了に伴い自由交渉選手リスト入りしていたタナー・グローヴスと、2025－26シーズンの新規選手契約に合意したことを発表した。

　アメリカ出身で現在26歳のグローヴスは、208センチ109キロのパワーフォワード兼センター。イースタン・ワシントン大学とオクラホマ大学を経てプロキャリアをスタートすると、オクラホマシティ・サンダーの一員としてNBAサマーリーグに参加。その後はポーランドや中国、ドイツ、オーストラリアの1部でプレーしてきた。

　Bリーグでは昨年2月に長崎に加入し、リーグ戦23試合に出場。1試合平均プレータイム16分で8.1得点4.4リバウンド0.9アシストをマークした。

　今回の発表に際し、佐賀の宮永雄太ヘッドコーチ兼ゼネラルマネージャーは「Team Firstの精神を貫けるプレーヤーの一人」と新戦力を紹介。「ハードワークを惜しまない堅実なディフェンス」「スプリントから体を張って遂行する質の高いスクリーン」「高確率で沈める3ポイントシュート」と3つの武器を持つ同選手へ「激しいディフェンスからチーム全体を連動させるオフェンスへとつなげることができます」と期待を寄せている。

　また、グローヴスは「また日本に戻り、佐賀でプレーすることは今から楽しみです。昨シーズン、日本でプレーしたことは僕にとって大変素晴らしい経験でした。1シーズンを通して、Bリーグでプレーすることも楽しみです。来日後、初めてアウェーで対戦したのは佐賀だったことを覚えています。佐賀のファンはとてもアメイジングでした！誠心誠意、すべてを出し切って、チームが勝つためにエナジーをたくさん出したいと思います」とコメントしている。

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