秋田ノーザンハピネッツ、豪州代表経験を持つビッグマンが加入…NBLでは2年連続でMIP受賞
秋田ノーザンハピネッツは6月19日、キアヌ・ピンダーと2025-26シーズンの選手契約が合意に達したことを発表した。
5月に30歳の誕生日を迎えたピンダーは、210センチ103キロのパワーフォワード兼センター。ポーランドでプロキャリアを始めると、オーストラリアでの2021-22シーズンから2シーズン連続でMIPを受賞した。スペインのチームでもプレーし、直近では中国の山西汾酒猛龍籃球倶楽部で1試合平均7.8得点7.0リバウンド1.3アシスト1.3スティール1.0ブロックを記録。また、オーストラリア代表経験を持ち、「FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア予選」では2試合の出場で同2.5得点4.0リバウンド1.5アシストを挙げた。
同選手はクラブを通じて「秋田ノーザンハピネッツの一員になれることは、自分にとって特別な経験になると感じています。前田ヘッドコーチと話をした時に、自分がこのチームで発揮できる力について共有することができてとてもワクワクしました。Bリーグは観ていてとても面白く、ここ数年での成長も素晴らしいと思っているので、そこに加わることが本当に楽しみです」とコメントした。
また、クラブはピンダーを次のように評価した。
「インサイドとアウトサイドの両方からオフェンスを構築できる選手です。レベルの高いNBL(オーストラリアのトップリーグ)で、2024-25シーズンには平均15.8得点、2Pシュート成功率55%を記録。インサイドでの得点に加え、3ポイントシュートもこなせる選手です。さらに、ビッグマンでありながらボールプッシュも可能で、昨シーズン秋田ノーザンハピネッツがオフェンス面で抱えていた課題を補完してくれる存在になると期待しています。ディフェンスにおいては、その長い手足を活かし、ブロックやスティールでチームに貢献するでしょう。加えて、オーストラリア代表としての経歴を持ち、NBLが選出する『リーグで最も成長した選手』に贈られるMIP(Most Improved Player)に、2021-22シーズンと2022-23シーズンの2年連続で選出されています。攻守両面において、秋田のアグレッシブでフィジカルなバスケットスタイルにフィットし、チームの勝利に大きく貢献してくれると期待しています」
なお、秋田は19日時点で栗原翼、赤穂雷太、元田大陽、タナー・ライスナー、中山拓哉、土屋アリスター時生との契約継続、菅原暉、髙比良寛治の加入を発表している。