チケット購入
2025.06.26

アルティーリ千葉のドキュメンタリー映画「Big Picture 2024-25 The Journey Part II」先行上映会に長谷川智也と熊谷尚也が登場

  • 月刊バスケットボール

2024-25シーズンにB1昇格とB2王座獲得を果たしたアルティーリ千葉が、622日にイオンシネマ幕張新都心(千葉県千葉市)で、激闘の旅路を振り返るドキュメンタリー映画「Big Picture 2024-25 The Journey Part II」の先行試写会を開催した。会場は満員。上映終了後には長谷川智也と熊谷尚也が舞台挨拶に登場し、念願成就の喜びとA-xx(アルティーリ千葉ファンの愛称)への感謝を言葉にした。



本作は、今季を戦い抜いた全メンバーのハイライト映像や、普段は目にすることができないロッカールームでの選手達の表情など、多くの見どころが約2時間の映像としてまとめたもの。長谷川に関して言えば、昨季越谷アルファーズのキャプテンとしてアルティーリ千葉のB1昇格を阻んだ当事者としてチーム入りした後どんな心境で過ごしていたか、また勝負のプレーオフの時期に、どんな言葉でチームを鼓舞していたかなどが、本人へのインタビューやチームメイトとの会話を通じて紹介されている。

舞台挨拶では、「プレー映像と音のリンクで臨場感を楽しむことができました。このすばらしい作品をA-xxの皆さんと一緒に観ることができてうれしいです」と話し、「僕のプレーシーンが少なかったような…」とジョークを飛ばして来場者の笑顔を誘っていた。ブラックネイビーのユニフォームを着て1シーズンを過ごした後、A-xxとの一体感も相当深まった様子で、舞台挨拶後には以下のような話も聞かせてくれた。

「正直、シーズン開幕の頃からA-xxの皆さんは僕をすごく受け入れてくれているなと思いました。最初からものすごくやりやすかったです。例えば、自分が試合前にやるゴールポストにドーンとぶつかっていくルーティン。あれは以前からやっていましたけど、今季のように盛り上がるようなポイントではなかったんですよね。それがこのチームに来てからは、あのルーティンを皆が楽しみにしてくれていました。だから、最初からすごく居心地のいいチームだなと思えたし、開幕直後から楽しむことができていました」

一方の熊谷は、「B1昇格・B2優勝というハッピーエンドを作れてよかったです。ぜひこの作品がロングランできるように、友人や家族とまた足を運んでいただきたいです」とA-xxに呼びかけた。

もちろん映像の中でも熊谷のハイライトシーンがいくつもフィーチャーされている。B1昇格を決めたセミファイナルゲーム2では、後半に接戦から徐々に引き離していく過程でダンクと連続3Pシュートを成功させたが、特にその2本目、リムの奥にはじかれ高く弾んでからネットに吸い込まれた一撃については、以下のようなやり取りで振り返ってくれた。

——あの高く跳ねて入った3Pシュートを打った瞬間は、どんな気持ち、どんな感触だったんですか?

その前のポゼッションでの1本目と似たようなシチュエーションで、それを決めていたので迷いなく自分のリズムで打てました。打った瞬間は、正直「入ったな」と思いましたけど、それが根元に当たって大きく跳ねて…。

——ご自分でもその情景を見ていたんですか?

はい、見ていて、「ああ、外れちゃったか!」と…。でも、思ったより真上に跳んだので、「おっ、これは入るかも!」と思いました(笑)

——良く決め切りましたね!

シーズン中から、アンドレ(レマニスHC)もチームメイトも思い切りよく打っていけと言ってくれていたし、あのときは1本前のシュートも決まっていたので、もう何も考えずにシュートを打ち切ることだけでしたね。

本作ではこの一撃と、その直後の熊谷の表情も見ることができる。

「Big Picture 2024-25 The Journey Part II」は、アルティーリ千葉という単一クラブの激闘譜という視点ではもちろんだが、筋書きのない現実世界のバスケットボールというアクションの魅力が詰まった作品としても楽しめる。封切は6月27日(金)。千葉と東京の全6劇場(イオンシネマ幕張新都心、京成ローザ10、イオンシネマ市川妙典、イオンシネマ千葉ニュータウン、イオンシネマ銚子、シネクイント[東京都渋谷区])にて上映される。

「Big Picture 2024-25 The Journey Part II」特設サイト