千葉J・渡邊雄太「ポジティブなエネルギーを与えたい」復活を誓うBリーグ2季目への思い
9月22日、東京都内で『りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON』のティップオフカンファレンスが開催。千葉ジェッツを代表して出席した渡邊雄太が囲み取材に応じた。
昨シーズンの千葉Jは、渡邊が加入したこともあり一躍注目を集め優勝候補筆頭に躍り出た。しかし、開幕直後に渡邊を含む主力選手のケガが相次ぎ、思うような結果を出せない状況が続いた。それでもシーズン終盤には上昇気流に乗りチャンピオンシップに進出。セミファイナルまで駒を進めポテンシャルの高さを見せた。
シーズン開幕に向けて意気込みを問われた渡邊は「開幕からタフな試合になると思いますし、お互いやっぱり開幕戦は勝ちたい2試合になる。気持ちのこもった試合になるんじゃないかと思います」とコメント。個人の数字目標を問われると「うーん」と迷いながらも、「効率よくシュートを決めたいと思っているので。バスケットボールではフィールドゴール成功率50パーセント、3ポイントシュート成功率40パーセント、フリースロー成功率90パーセント以上がグレートな選手の証だと思うので、それくらいを目標に頑張れたら」と語った。
Bリーグで度重なるケガに苦しんだ渡邊は、今夏の日本代表活動を辞退し、体のケアとトレーニングに注力。「ケガでチームにも迷惑をかけたので、自分がちゃんと練習してチームにポジティブなエネルギーを与えたいです。NBA時代もケガはしましたが、多いわけではなく年に1回くらいでした。昨シーズンは3回、離脱しなくてはいけないケガだったので、そういう意味でも健康に気をつけたいです」と、シーズンを通して活躍することを誓った。昨シーズンからロスターに大きな変化を見せていない千葉Jにとって、渡邊の復活と本領発揮がBリーグ制覇の大きなカギを握るだろう。
今シーズンはBリーグ開幕10周年を迎える節目のシーズンでもある。2016年の開幕をアメリカで見ていたという渡邊は、「大学生だった当時、日本にリーグができて、日本のバスケットが盛り上がっていて僕のモチベーションにもなりました。今はそのリーグに入れて光栄なことなので、今はBリーグの1人としてしっかりとリーグを盛り上げていける選手になりたいと思っています」と、Bリーグへの思いも語った。
開幕節は名古屋市枇杷島スポーツセンターでファイティングイーグルス名古屋と対戦。GAME1が10月4日15時35分、GAME2が5日15時35分ティップオフ予定だ。