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2026.10.25

琉球ゴールデンキングスの大黒柱、デイビッド・ヌワバのこだわり「自分が強引に得点を取りに行く必要はない」

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「アグレッシブにチーム一丸となって戦うことでうまく機能しています」

10月23日、琉球ゴールデンキングスは群馬クレインサンダーズ相手に93-85で競り勝った。これで16日から中1日で続いたホーム3連戦を全勝で終えている。

琉球は出だしのシュートタッチが悪く2桁のビハインドを負ってしまうが、第2クォーターに入ると3ポイントシュートを確率良く決めることで盛り返す。後半に入ると僅差で推移する息詰まる攻防が続くが、ここ一番の勝負どころで琉球に流れをもたらしたのがデイビッド・ヌワバだった。

琉球は群馬の得点源スタンリー・ジョンソンのマークに序盤から佐土原遼をつけていたが、終盤になってヌワバへとマークマンを変更する。そして残り3分半、ヌワバはジョンソンからスティールを奪うことでジョンソンのディスラプティブファウルを引き出した。さらに終盤にはトドメとなる2連続ダンクで沖縄アリーナを熱狂させた。

この試合のヌワバは決してシュートタッチはよくなかったが、積極的なドライブからファウルを誘発し、フリースローを12本中10本成功させて22得点を挙げた。さらに9リバウンド4アシスト1スティール1ブロックと攻守でチームを支えた。

ヌワバは「群馬はとてもフィジカルなチームですが、僕たちは彼らのエナジーに対抗できていたと感じています。ハードにプレーし、オープンなシュートをしっかり打てました。勝利で終えられてよかったです」と、試合を振り返る。

これで琉球はここ5試合で4勝と好成績を残しており、ヌワバはこのように手応えを語る。「ケミストリーを築き始めています。アグレッシブにチーム一丸となって戦うことでうまく機能しています。この勢いを継続していくだけです」

そしてヌワバは次のように好調の要因を見ている。「選手それぞれがステップアップしています。みんなが自信をつけてきて躊躇せずにシュートを打てていますし、セルフィッシュにならずオープンを作るためのエクストラパスを出せています。そして、しっかりしたディフェンスから試合に入れています。ディフェンスが機能すれば、オフェンスも楽になります。そしてホームで戦えていることが大きな助けになりました。ファンの皆さんの熱気やエネルギーが、僕たちの力になっています」

「味方がプレーしやすい環境を作ることが大事です」

ここまでヌワバは10試合で平均17.9得点、8.0リバウンド、4.0アシスト、1.7スティール、1.2ブロックを記録。リーグ屈指のオールラウンダーだが、その中で特に意識していることを「試合のトーンセットをすることです」と語る。

「攻守の両方でチームにエネルギーを与えるのが自分のスタイルで、可能な限りアグレッシブにプレーしています。それができるのもチームメートが支えてくれているからこそです。特にサド(佐土原)は僕が疲れている時など、代わりにタフなマッチアップを引き受けてくれて本当に助かっています」

現在チームトップの平均得点を記録しているヌワバだが、それでも得点を重ねていくことが自身の主な役割だとは考えていない。そこには9得点、4得点と平均を大きく下回った19日の滋賀レイクス戦、21日のアルティーリ千葉戦で、ともに94点以上を奪い大差で勝利したことも影響している。

「最近の2試合、僕が一桁得点でもチームは勝ちました。この2試合だけでも『自分が強引に得点を取りにいく必要はない』と気付かされました。オフェンスではアグレッシブにアタックすることで相手のディフェンスを収縮させて的確なパスを出し、味方がプレーしやすい環境を作る。そしてディフェンスでリズムを作ることが大事です。それが自分のプレーです」

琉球は明日の長崎ヴェルカ戦を挟み、31日と11月1日にヌワバの古巣・三遠ネオフェニックスと対戦する。特に三遠は開幕から好調を維持しており、この3連戦で貯金を増やせればチームはさらに上昇気流に乗っていける。そのためには、ヌワバを軸としたチームバスケットを遂行することが何よりも重要だ。